「玄米茶」茶ことば大辞典 The Dictionary of Tea Terminology #16

「玄米茶」茶ことば大辞典 The Dictionary of Tea Terminology #16

「玄米茶」

玄米茶(名)げんまい・ちゃ
❶蒸した玄米を煎って緑茶に混ぜた、こうばしい香りのする茶。
出典:小学館 大辞泉より

玄米茶は、名前のわりに少しややこしいお茶です。

ルーツは京都、鏡開きの餅の欠片を「もったいない」と炒って茶葉に混ぜたのが始まりとされています。ところが現代の「玄米茶」は、実は炒った白米(精米)のブレンドが多め。焦げにくく、香りが立ちやすいからです。「玄米?白米?」を気にしてお買い物してみると、面白いかもしれません。

煎茶堂東京の玄米茶は、そこを真正面から作っています。香ばしさの芯に、熊本の“にこまる玄米”を据え、土台にはシングルオリジンの茶葉を合わせました。番茶が定番の世界で、煎茶や玉露グレードの玄米茶が増えているのも、香りだけで終わらせたくない人が増えたからかもしれません。

ちなみに、香ばしいお茶ということでほうじ茶と同じと思われることも多い玄米茶ですが、ほうじ茶は茶葉の焙煎香で、玄米茶は米の香りと、全く違うお茶。同じ“香ばしさ”でも、出どころが違う。飲み比べると、その違いがすっと腑に落ちます。

イラスト=葛原美晴
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