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生命力あふれる芍薬と。中目黒・chibi 部屋に飾りたい花 vol.015

2022年07月07日

by 煎茶堂東京編集部

「お茶を飲む空間を整える」。例えば茶道でも、客人へのおもてなしとして茶室内の掛け軸や器にこだわることがあります。自分の部屋を少しでも素敵にしたい時に、やっぱり手軽なのはお花を飾ること。

今回は、デザイナー、映像・写真のプロップスタイリストとして活動するYUMI KUROTANIさんがお気に入りのお花屋さんと、今部屋に飾りたいお花、そしてお花に合わせて飲みたいお茶をご紹介します。

中目黒の駒沢通りに佇む『chibi』

今回ご紹介するのは、感度が高く、デザイナーやディレクターからの信頼が厚い、センスの良いお花屋さん。
過去に、大尊敬するクリエイティブディレクターから「chibi」の生命力あふれる花をいただいたことがあります。その洗練されたデザインに感動し、そしてとても嬉しく鮮明に記憶に残っていたので、今回訪れてみました。

グレートーンのモダンな木目調の店内には、かわいらしい店名とは裏腹に、ダイナミックな花々が。ビンテージの花器も並んでいます。

どれも個性的で素敵な花のセンスに惚れ惚れしながら見ていると、オーナーの芳賀さんが「お店には好きな花を置いています」と、話してくれました。

中でも目を引いたのは色濃いピンクの芍薬。幾重にも重なる艶やかな花びらが美しい。見事な大輪で堂々としている様に目を離せなくなりました。胸の奥まで届く香りにも魅了されます。

芍薬は、硬い蕾から美しく花が開き、枯れていくのではなく綺麗な状態から一気にどさっと音がして花びらが落ちる。その潔さが好きです。

濃厚な香りの芍薬と色鮮やかな「020 さえみどり」

自宅に戻り、芍薬を花器に生けて、「020 さえみどり」を淹れます。濃厚な香りで、上質な味わいに心がほっと鎮まっていくのが分かります。水色も鮮やかで見た目も美しいので、いつもお世話になっている方や友人へのギフトにも喜ばれそう。

Menuの花器はモダンな佇まいが美しい。ほっそりとした真鍮の脚で組まれた土台がまるいスモークガラスを支えています。

お茶を入れたのは小林裕之・希さんのガラスの器。潤いを感じる表情や、その影にうっとり。冷たいお茶と綺麗な花びらに心から癒され、梅雨の晴れ間に、すっきり晴れやかな気持ちになれました。

中目黒「chibi」

所在地 〒153-0061
東京都目黒区中目黒5丁目1−18
電話番号 03-5722-0528
営業時間 12:00-19:00

毎週日曜日定休
URL https://www.instagram.com/chibi.flower

デザイナー・プロップスタイリスト
YUMI KUROTANIさん

多摩美術大学環境デザイン学科インテリアデザイン専攻卒業。在学中にフィンランドへ留学、アールト大学芸術デザイン学部ファニチャーデザイン・テキスタイルデザイン専攻。現在はVMD・ウィンドーディスプレーなどのデザイナーとして資生堂に在籍。その傍ら、映像や写真のプロップスタイリストとしても活動している。Instagram:@yumi.kurotani

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