
お茶時間の相棒に、3つのサイズの真鍮皿。三輪周太郎「真鍮製丸皿」
2022年03月11日

by 神まどか
煎茶堂東京・東京茶寮/デザイナー 青森県生まれ。最近の趣味は中国茶と茶道具収集です。
煎茶堂東京オンラインで新しく取り扱うこととなった、銀細工作家・三輪周太郎さんの作品。
ひとつひとつ手で叩かれて形取られて作られる銀製のカトラリーは、小さくて扱いやすい。真鍮で作られたお皿は、お菓子はもちろんアクセサリーなどを置いたり、生活に取り入れる幅が広い器です。
今回は、その魅力と実際に使ってみた雰囲気を写真と共にお伝えします。
販売開始:2022年3月16日(水)11時
三輪周太郎さんについて
三輪周太郎「真鍮製丸皿」
綺麗な菓子切りを探していて見つけた「銀製菓子切り先広四寸12cm」の作者である三輪周太郎さん。真鍮丸皿は3サイズ展開してご用意いただきました。
5cm、7cm、12cmの真鍮丸皿は、それぞれ茶托やお菓子皿としてちょうどいい。
「工房がある場所は、海が近く空がひらけているので月が綺麗に見えます。工業地帯なので昼間に見る水面はお世辞にも良いものではありませんが、月夜の水面は穏やかな光を放って、見ていて気持ちが落ち着きます。」
自然に触れることと古い作品に触れることがインプットになると話す三輪さん。真鍮製丸皿は、どんなものから影響を受けたのでしょうか。
「真鍮製丸皿を作るときに拘っているのは、縁の立ち上がりと底面。満月のように見えたら良いなと思いながら作っています。」
12cmの真鍮製丸皿は、裏返すとまるで満月のよう。叩かれた表面がクレーターのような雰囲気を生み出しています。
和でも、洋でも
「真鍮製丸皿12cm」は、他の2サイズにくらべて縁の反り上がりが緩やかに大きい。真ん中にポン、とおやつを置いてお茶の時間に一緒に過ごすもよし、食事の副菜にも良いサイズです。
案外、和でも洋でも中華料理にも違和感なく馴染み、韓国料理にもよく似合いそうな真鍮のお皿。食卓の中で眩く反射しながら、食材をより輝かせる存在です。
和のお菓子だとこんな感じ。干し柿とほうじ茶でいっぷく。実は、ほうじ茶の茶托として使っているのは5cmの真鍮丸皿。こんな風に真鍮と白で潔いスタイリングも素敵です。
毎日使うアクセサリーが決まっていたり、お気に入りは常に見れるところに置いておきたい!というときには、こうして飾って棚の上へ。
アクセサリーのほかにも、香水やネイルポリッシュなど、見るだけで幸せになれるアイテムを置いてみるとさらに愛おしくなるような気がします。
暮らしをちょっと底上げしてくれる
「真鍮製丸皿7cm」は背の高いグラスのコースターとして使ってみました。ちょっとお店のような気分を手軽に味わえるアイテムです。
夏はアイスティーにゼリーなど、涼しい時期にも色々使いたいシーンが浮かんできます。
チャイを自宅で作ったこと、ありますか? 小鍋でコトコト、グツグツ。煮込んで自分の好きな味わいにできる楽しさは、ハマってしまいそうになります。
スパイスをいくつも入れると、より複雑な味に。数を絞るとハッキリとスパイスの味を見つけられて、それも楽しい。
そうしたスパイスや調味料を準備しておくのにも良い7cmというサイズ感。お茶を入れるときに茶即のように使う分の茶葉を用意しておくのもオススメです。
一番小さい5cmはさりげなくポイント使いを
「真鍮製丸皿5cm」は、先ほども紹介したように小さいカップの茶托として使うのもアリです。
陶器のカップと真鍮の異素材の組み合わせに、白と金色のバランスもお洒落。
5cmの可愛らしい丸皿。写真のように箸置きとして使ってみても、いい感じ。家族分揃えられる良心的な価格帯もうれしいポイントです。
指輪おきなどのアクセサリー類とも相性がよいですよ。個人的に気になるのは7cm。茶托としても、小さいお菓子を置くのにも使えそうな幅の広さを感じています。
販売開始:2022年3月16日(水)11時
スタイリング:
フードスタイリスト・鈴木愛
2007年よりフードコーディネート、テーブルスタイリング、レシピ開発など活動中。最近は、家族で小さな畑の野菜作りをはじめました。
公式サイト:https://www.odd.holiday
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