
亀田大介「白磁片口酒器」5つのオススメな使い方
2021年12月27日

by 神まどか
煎茶堂東京・東京茶寮/デザイナー 青森県生まれ。最近の趣味は中国茶と茶道具収集です。
大分県別府市にて夫婦で作品づくりを行う亀田大介さん。もともとは福島で家業を継ぐためにうつわ作りを始めたのだそう。
そんな大介さんの器は、それぞれの作品が非常にシンプルな形をしています。そこにひとたび料理をのせると、その器の美しさに思わず高揚してしまうのです。
どっしりとした佇まいに容量も文句なしの頼もしい「白磁片口酒器」。“酒器”の名前の通り、日本酒などを飲む場合を想定して作ったという亀田大介さん。
心に余裕をもってお茶を淹れたい時にもぴったりなのですが、それ以外の使い方をフードスタイリストの鈴木愛さんが教えてくれました。
販売開始:2022年1月5日(水)11時
亀田大介さんについて
亀田大介「白磁片口酒器」
ゆったり、おおらかな曲線で作られた縁に、魅力的な釉薬の表情。これでお酒を飲んだり、お茶を飲んだりしたらきっともっと美味しく感じるはず。
なんといっても、注ぎ口のキレの良さ。楽しくて何度も何度も注いでしまう内に、ほろ酔いになってしまったり……。それくらい液垂れが無く、使いやすいのです。
お茶を入れる片口として
夏はロックアイスを浮かべて冷茶をゆっくりいただくお茶の時間に。たっぷり量が入るので、数名でお茶を飲む時も重宝します。
季節の野菜を生けるように
釉薬のほんのり青みがかった色合いは、やはり和の素材を合わせたくなります。
季節の野菜や果物の白和えにもぴったり。柿の白和えに春菊を添えて、盛り付けを考えるのも楽しいひと皿です。その時の季節を味わいましょう。
今日はポテトサラダ
それぞれのお家で特徴の出るポテトサラダ。薄切りのきゅうりを塩揉みして、玉ねぎを薄切りに、じゃがいもを潰すのもひと苦労!
作るのが地味に大変なポテトサラダですが、スーパーで買ったポテトサラダを素敵な器に乗せかえるだけでいいんです。
ポテトサラダの大きいパック買って、「白磁片口酒器」に高く高く盛りつけて、ブラックペッパーをひと振り。「今日も一日お疲れさま」と労う晩酌の時間と一緒に。
花瓶での役目を終えた花を
青白く静かに光るような白が魅力的な「白磁片口酒器」。花瓶に飾ってどんどん短くなったお花をこうして浮かべるのも美しい。
器の色と同じく白が綺麗なお花を飾って、最後まで楽しんではいかがでしょう。
あつあつのアフォガート
煎茶堂東京デザイナー・神のおすすめは、濃厚煎茶アフォガート。お好みのバニラアイスに、「粉末緑茶」をお湯で溶かしたソースをたっぷり流します。
冷たいアイスクリームにあつあつのソースがどんどん溶けて甘美な時間。
日曜日の昼下がりに味わいたい簡単スイーツです。
販売開始:2022年1月5日(水)11時
フードスタイリスト・鈴木愛
2007年よりフードコーディネート、テーブルスタイリング、レシピ開発など活動中。最近は、家族で小さな畑の野菜作りをはじめました。
公式サイト:https://www.odd.holiday
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