
【あの人が、使うなら】作山窯のティーカップ。「cope」林唯衣さんの3つの使いかた
2021年12月13日

by 神まどか
煎茶堂東京・東京茶寮/デザイナー 青森県生まれ。最近の趣味は中国茶と茶道具収集です。
お茶の定期便「TOKYO TEA JOURNAL」でもインタビューした、岐阜県土岐市で工房を構える「作山窯(さくざんがま)」。
背の低いゆったりした形の「ティーカップ」を、2021年12月熊本県でセレクトショップ「cope(コペ)」をオープンした林唯衣さんに使っていただきました。
小さな娘ちゃんと、旦那さんと3人家族の林さん。SNSでも気持ちの良さそうな暮らしを投稿しているのがとても魅力的です。
今回は、そんな林さんに“3つの使いかた”を教えていただきました。日々の生活の中でどのように使っていただけるのでしょうか。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
自家製のシロップと。
林さん:
「自家製の橙と柚子のシロップ。そろそろ飲み頃かなと、いざ味見。爽やかな香りと落ち着く酸味がじわーっと広がりました。
口が広く浅いティーカップは底が透けて見えるので、澄んだ琥珀色がより美しい。柚子を浮かべて眺めるのも、いとをかし。癒し求めるお茶の時間には、このティーカップをついつい手に取ってしまいます。」
早朝のポタージュは、ちょっとのご褒美時間
林さん:
「夫も娘もまだ寝ている朝。ひとりゆるやかに好きなものを頬張るひとときが、自分へのささやかなご褒美です。
旬の菊芋をたっぷり使ったポタージュは、地味だけれど味は抜群。敬愛の意を込めて、差し色ティーカップに温かく包んでもらいます。それだけで更にお腹が空いてくるから不思議。」
子どもの小さな手にも◎
林さん:
「親子共にもちもち好き。いただきものの手作り餡子を美味しくお腹に入れるべく、さて今日のおやつは白玉だー!と張り切ります。娘は一層張り切り鼻息荒め。
そんなこんなでへんてこりんな白玉が出来上がり、満足そうな娘の笑顔でオールオッケー。このティーカップは3歳のおやつ時間にも大活躍しています。
小さな持ち手が小さなおててにちょうど良く、すくい易いし良い安定感。自分で作るおやつは格別です。」
セレクトショップ「cope」林唯衣さん
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熊本県大津町でセレクトショップ「cope」を2021年12月オープン。林さんが実際に使ってみて良いと感じた、子どもの衣食住にまつわるアイテムなどを、展示・販売する。Instagram:@___cope_ / @yui_zzz |
今回使用した器
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