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部屋に飾りたい花。vol.07 花歴40年の店主直伝「椿」の楽しみかた。中目黒・フラワーズネスト。
2021年11月30日

by 煎茶堂東京編集部
目黒川沿いの民家の柿がたわわに実り、晩秋から冬への移ろいを感じる季節。今回は煎茶堂東京ティーコンシェルジュの木村が、中目黒にある花屋「フラワーズネスト」で見つけた冬の茶花と、煎茶の楽しみ方をご紹介します。
中目黒「フラワーズネスト 」
椿(ツバキ科/ツバキ属)
フラワーズネストは、目黒川沿いにあるお花屋さん。お花の業界歴40年以上の店主が、26年前にオープンしたお店です。個人的にお店の大ファンで、普段からプレゼント用の花をセレクトしてもらっています。今回は店主の富吉さんに、冬のお花の楽しみ方をお伺いしてきました。
「11月はウェディングやクリスマスの装飾などイベントの仕込みがある季節です。店先にある、南瓜なども装飾で使うものなんですよ。寒い日が続くとお花の市場にお花が少なくなるのですが、今年の11月は暖かいから市場にお花が潤沢にあるのは有難いことです。」
今年はお花が潤沢な年。お花好きとしてはとても嬉しいことです。
「市場には、シーズンごとにいいものがあります。この時期だったら、この生産者さんのこの種類のこの枝がいいというのが花の業界に入って40年の経験からインプットされているので、生産者さんの顔を思い浮かべながら選んでいます。生産者に直接電話して用意してもらうこともありますよ。」
花市場の長年の経験から、信頼関係を築きあげてこられたという富吉さん。お店に来ると、毎回新たなお花との出会いがあるのはそのお陰ですね。
「お花の仕事を始めたきっかけは、自分の父方の祖父母が千駄木で花屋をやっていたからです。谷中墓地の周りにお寺が沢山あって、お寺の本堂に飾るお花を毎週配達することが仕事でした。あるとき人手が足りず、アルバイトとして手伝ってみたら、お花って面白いんだなって気づいたんです。」
私が生まれるずっと前からお花の仕事をされてるなんて…!本当にお花が好きでないと40年以上も続けられないはず。好きなものに対する真摯な姿勢を感じます。
「お花に興味を持ってから生花を習ったこともあったのですが、当時は和の花はダサいなと感じていたので洋の花が好きでした。ここ最近は和花や枝ものが大好きです。40年の歴史で自分の好きな花も変わってきて、ここ10年くらいは和の花にかなり意識を持ってやっています。」
お花への気配り。それなんですよ全てが。
「今の季節だと、サガギクとかミヤマリンドウとか。このハマギクは、上皇后美智子様が大好きな花。お茶室の花としてはすごい喜ばれる花です。私は昔、お茶花を習っていたこともあるけど、先生が好きで秋は必ず生けてたんだよね。」
ハマギクは、富吉さんにとっても思い入れのあるお花なのだそう。和の花には、簡素な美しさがあります。
「椿は11月のお茶室の花。お茶の世界では椿は咲いてる時は使わないで、これから咲くぞってところを本当は使うんですよね。だから、お茶の世界って面白いんです。この蕾の状態には、“白玉椿”って別名があるんだよね。お花ってそれぞれにストーリーがあって、それが面白い。白玉と白玉がこの空間で向き合っていて。まんまるのこれをバンと決めてさ。これから咲くぞっていうストーリーが感じられるでしょ。」
蕾を愛でるとは、なんとも乙な楽しみ方。お花の楽しみ方がひとつ増えて、より生き生きして見えます。2つの蕾が向き合う様子を擬人化したりして、物語を想像してみのも面白いかもしれませんね。
「霧吹きとかで、葉水をするとより艶ややかに見えますよね。全てが”お花への気配り”なんですよ。椿を生ける花器は、お酒とか好きだったらシャンパンボトルとかもいいですよ。椿ってタメが効くから。ちょっと曲げるだけで、シュッとなるからね。お花の話したら、止まらなくなっちゃうから(笑)。お家で飾って楽しんでみてね!」
お花への気配り。お花への深い愛情を感じる言葉です。ちなみに“タメ”とは、まっすぐな枝や茎を曲げてゆく手法のこと。富吉さんのお花への愛情と知識、抜群のセンスに圧倒されるひとときでした。
茶花の女王「椿」
帰宅してから、炭酸水の空き瓶に椿を生けてみました。富吉さんの言葉通り、少し枝を曲げてタメを効かせると、動きがでてより美しくなったように感じます。昼下がりの部屋に差し込む木漏れ日がゆらゆらと揺れ、椿の葉の影と調和しているようです。
「お花の美点を見極める審美眼が大事。この椿は、蕾が向き合っている感じが美しいんだよね。」
蕾を眺めていると、富吉さんの言葉を思い出しました。蕾が向き合っているような、片方が見つめているような。片思い中の男の子と、それを感じ少し照れている女の子。そんなストーリーがあるように私は感じました。
お花のお供に選んだお茶は「038 山の息吹」。山菜のような、まろやかなうま味と甘味が身体に優しく染み込みます。ネーミングの通り山の息吹を感じる、柔らかなお茶の香りに包まれたティータイムとなりました。
みなさんも冬の茶花とお茶で、素敵な午後のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
フラワーズネスト
店名 | フラワーズネスト |
お花の名前 | 椿 |
販売期間・価格 | 販売期間や価格は、気候によって変動いたします。お店に直接ご連絡ください |
住所 | 〒153-0061 東京都目黒区中目黒1丁目10−25 フレンドパレス |
電話番号 | 03-3712-1171 |
定休日 | 無し |
URL | https://www.instagram.com/flowersnest_official/ |
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買うかどうか迷っているうちに、もう何年も経ってしましました。二級品があると知り、即購入しました。どこが二級品なのか分かりません。家族も気に入ったので追加購入するつもりです。
毎月3種類のお茶が楽しめて、気に入ったお茶をリピートして購入しています。ホッとしたい時にゆっくり時間をかけて楽しんでいます。
温暖化の影響でハッキリとした四季をあまり感じなくなりました。
この定期便申込んでからそれぞれの季節のお茶が送られてくるのでそこで四季を感じています。
定期的に届く色々な種類のお茶は、飲みきりサイズなので、一息つきたい時にうってつけ。付属のフリーペーパーに載る、届けられたお茶の情報をノートに貼り、美味しいと思ったものを記録している。次第に自分の好みが浮き彫りとなっていくのが面白い。
欲を言えばお茶の小袋に、何度のお湯で何分、という情報を明記してもらえるとありがたい。
届くたびにワクワクする内容で、毎回新しい発見があります。
味わいや産地の背景、淹れ方のコツまで丁寧に紹介されていて、お茶の奥深さを感じられました。
特に季節ごとの特集が素敵で、自宅でのティータイムがもっと豊かになりました🍵
初心者にもわかりやすく、お茶が好きな方にはもちろん、これから知りたい方にもおすすめです!
毎月、美味しいお茶が届くので楽しみにしています
ポスト投函なので、なかなか帰省できない
実家にも送っています
同封の冊子も、いつもとても綺麗です
tea journalを初めてから生活に新しい彩りが増えました。
お茶と一緒についてくる読み物を読みながら、季節のお茶にどんなおやつに料理を合わせようか、どんな茶器を合わせようかと考える時間がすごく楽しいです。
お茶を飲んでゆっくりする時間を与えてくれるtokyo tea journalが私は好きです。
あまり銘柄に意識がなかった中、ふと「美味しいなあ、このお茶…」とパッケージを見たら長崎・彼杵のお茶で実は祖母がいた土地のものだと知り驚きました。こんな名産がある所だったとは。届くお茶はどれも美味しく、ゆっくり味わいながらお茶を飲むのが贅沢な時間になりました。いつもありがとうございます。
毎朝、煎茶を淹れて職場に持っていくんですが、これまで知らなかった銘柄が毎月届くので本当に楽しみで仕方ありません
煎茶も勿論ですが、ほうじ茶や烏龍茶などもとても美味しく頂いています
これからも毎月楽しみにしています
小袋 お茶 3個付いてお茶の飲み方「ふーんこんな飲み方があったか?」次やってみようか、これは面倒じゃなどと読み終わりの方にお菓子の話し出てくるんだけどこれが好き!
レモングラスも煎茶も大好きなので購入しました。予想以上に香りも良く美味しくて、毎日いただいています。缶のデザインも爽やかでオシャレ。詰め替えはあるのかしら?リピートします。
shopで水出し試飲させていただきました。
購入し、自宅で水素水で一晩かけ抽出。
色、香り良し、旨み甘みは冷たくても段違いに良い笑。3日目でも美味しい。
お友達も美味し〜い。の一言
綺麗な色、優しい香り、旨み甘みが大好きです。
初めて知ったのはレター便に登録して送られてきたのがきっかけでした。
適温で一定の分数で抽出後、飲んだ時の子供の表情忘れられません笑。
ぷっくりとしたシルエットが何とも可愛らしいです。木肌もすべすべしてなめらかで、触っていてとても気持ちがいいです。木のお皿が欲しいと探していましたが、いい出会いができてうれしく思います。
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