わたしの茶道具「私に“まろみ”を教えてくれたぽってりとしたフォルムの南部鉄器」セレクトショップ「steef」スタッフ/伊東夕夏さん

2021年07月02日

by 神まどか

お茶のある暮らしを楽しむうちについ増えてしまう茶道具たち。でもお気に入りの逸品があると、お茶はもっと楽しくなる。センスのよいあの人が、そんな愉悦にどっぷりつかってしまった茶道具をご紹介。

祐天寺のセレクトショップ「steef」スタッフ・伊東夕夏さんの茶道具は、使えば使うほど愛着が湧き上がる南部鉄器です。

母からの贈りものは
私に“まろみ”を教えてくれた
ぽってりとしたフォルムの南部鉄器

一年前に母に貰ってからというもの、生活に欠かせない存在となった及富の南部鉄瓶。"まろみ"という味わい方を教えてくれた大切な茶道具です。

鉄瓶で沸かしたお湯特有の、角のないなめらかな口当たり。旨みや甘みが強い煎茶を淹れるとそれはもう格別で、まろまろっと柔らかなお茶が滑り込む瞬間がたまりません。

朧げな糸目模様と、ぽってりと安定感のあるフォルムが特に気に入っています。

革のハンドルカバーは、勤務先のsteefでお取り扱いしているレザーブランド"REEL"の作り手である宗片さんにお願いして作って頂きました。

自身のブランドでも革を和物に落とし込む試みを続けている宗片さん。淡いベージュカラーの革と重厚な鉄素材とのアンバランスさが新鮮で、機能的にも格段に使いやすくなりました。

表面にロウ引きを施した革なので、これからもっと艶々に、色濃く育っていくそうです。

革と鉄、異素材の経年変化をじっくりと愉しみながら使い込んでいきたいです。

steef スタッフ
伊東夕夏さん

東京 祐天寺でレディースウェア・雑貨・アクセサリーを扱うセレクトショップ「steef」スタッフ。Instagram:@steef_ito

関連記事