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〈 今月の表紙 〉さりげない存在感。だけど、ほっとします。 - VOL.59(2024年3月発行号)

2024年03月28日

by 神まどか

煎茶堂東京・東京茶寮/デザイナー 青森県生まれ。最近の趣味は中国茶と茶道具収集です。

お茶の定期便『TOKYO TEA JOURNAL』の巻末『今月の表紙』をご紹介。毎月、イラストレーター・土居香桜里さんの素敵なイラストにちなんだ小話を掲載しています。

さりげない存在感。だけど、ほっとします。

春の和菓子といえば桜餅や草餅など様々。今までTTJでは幾度か桜餅のモチーフを扱ってきたので、今回は「菜の花」を ご紹介します。

桜のようにアイドル的に愛でられる花も良いですが、優しい黄色に心がほっとする菜の花も素敵です。菜の花という植物自体は、奈良時代に中国から西アジア・ヨー ロッパ原産のものが日本に伝わったのだそう。

当初は野菜として、江戸時代になると燃料(菜種油)の原料として栽培され、 明治時代にまた食用として普及したと言われています。海外 から伝わった野菜が、今こうして練り切りになって愛されて いるのだから、不思議なものですね。

文=神まどか
イラスト=土居香桜里

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