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【麻生さんへのお便りポスト】VOL.48(2023年4月号)4月は、やっぱりお花見。

2023年06月08日

by 煎茶堂東京編集部

お茶の定期便『TOKYO TEA JOURNAL』P2-3に掲載されている、麻生要一郎さんの巻頭エッセイにお便りを送ると、毎号最大3名様まで麻生さんからのお返事をご紹介します。掲載された方へは煎茶堂東京オンラインで使えるクーポンをプレゼント!

ひとことだけでも、思いの丈を送っていただいてもOK!

今回は、VOL.48(2023年4月号)にお寄せいただいたお便りをご紹介します。お送りいただいた皆さま、ありがとうございました!

麻生要一郎巻頭エッセイ
『4月は、やっぱりお花見。』

 桜の季節になると、重箱におにぎり、唐揚げ、きんぴら、卵焼きを詰めて、ちょっと厚手の敷物を用意する。さて飲み物は何にしようかなと考えながら、お花見の支度をするのは春の楽しみの一つだと思う。誰もがウキウキした気持ちで開花を待ち望むというのは「桜」だけではないだろうか。

 僕の母は、花や植物が好きな人だった。突然の病が発覚して、チョビと二人で病床の母を呆気なく看取って迎えた告別式。最後まで弱音も吐かず凛とした母は、僕の手本である。自宅から斎場へと向かう桜並木には、満開の桜が咲き誇っていた。誰もが一瞬、淡く美しい桜の花に見惚れて、悲しみから解放された。式が終わる頃には、桜の絨毯が敷かれて、足取りは軽かった。その見事な花の演出は、母からの特別な贈り物のようだった。

 以来、桜には一層の思い入れがある。綺麗な桜の花を見ると、母に会えたような気持ちになるのだ。お弁当を抱えて花見へ出かけるのも楽しいが、日常の中でふと出会う桜の景色というのも、偶然性があって嬉しいもの。

 チョビにも桜の花を見せてやりたくて、花屋で綺麗な枝を買い求めて、桜餅を食べながら、花見というのも一興である。ぜひ、あなたのお花見の思い出もお聞かせ下さいね。

金のおたより

(1名)5,000円クーポンおめでとうございます!

ゆぴさん

小学校の遠足でお花見に行った時のこと。私はエビフライが大好物で、お弁当の一番最後に食べるのを楽しみにしていました。お弁当の時間、友達と楽しくお話ししながらお弁当を食べ、よし! エビフライを食べるぞー! と口に運ぼうとした瞬間に、顔の前を何かが通り過ぎ、エビフライを掻っ攫って行きました。その犯人はトンビ。怖さとショックで家に帰って大泣きしながら母に報告したのが、今でも家族の中で笑い話になっています。

麻生さんからのお返事

最後まで大事にとっておいたエビフライをとんびにさらわれ…当時の心中お察し致します。揚げたても良いけれど、冷めたフライの美味しさってありますよね。

銀のおたより

(2名)1,000円クーポンおめでとうございます!

こまっちゃんさん

私の住んでいる街では、駅から四方に桜の花が咲いています。よく、買い物帰りに花の形で落ちている桜を持ち帰り、ガラスの器に水を張って浮かべていました。家でのお花見です。今年は、小学生の孫が落ちていた桜の花を持ち帰ってくれました。よく見てるんだなぁと有難くお花を浮かばせてもらい、楽しい家花見を桜のお茶と共に楽しんでおります。ありがとう。

麻生さんからのお返事

桜の絨毯を歩くのは、もったいないような、ちょっと可哀想なような、でも心躍るような気持ちになりますね。お孫さんの持ち帰られた、桜の花は一層のお喜びですね。
ichinekoさん

花見といえば、今のパートナーと付き合う前のデートを思い出します。相手は中学の同級生。たまたま大学が同じ地方だったのと、大学に入学したての春だったので、花見を口実に誘いました。桜が満開のお堀で一緒にボートを漕ぎ、夜桜を見ながら散歩しました。どっちに見惚とれていいか分からず困ったものです。そんな初々しいデートも、もう5年以上前のことですが、今も花見といえばすっかりボートになってしまいました。

麻生さんからのお返事

春らしい、初々しい桜の思い出をお聞かせ頂いてありがとうございます。ボートに乗って、なんて素敵ですねえ。いつまでも、いつまでも、お二人お幸せに。

他にもお送りいただいた皆さま、ありがとうございました!

あかささん、misaさん、アイリーンさん、ポポイブさん、ボビーさん、さん、ichinekoさん、まめこさん、ゆっきーさん、たもちさん、他

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Illustration:fancomi

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