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【麻生さんへのお便りポスト】VOL.45(2023年1月号)1月は、誕生日。

2023年03月14日

by 煎茶堂東京編集部

お茶の定期便『TOKYO TEA JOURNAL』P2-3に掲載されている、麻生要一郎さんの巻頭コラムにお便りを送ると、毎号最大3名様まで麻生さんからのお返事をご紹介します。掲載された方へは煎茶堂東京オンラインで使えるクーポンをプレゼント!

ひとことだけでも、思いの丈を送っていただいてもOK!(お便りについての詳細は『TOKYO TEA JOURNAL』冊子のP14-15をご覧ください。)

今回は、VOL.45(2023年1月号)にお寄せいただいたお便りをご紹介します。お送りいただいた皆さま、ありがとうございました!

麻生要一郎巻頭エッセイ
『1月は、誕生日。』

初めまして、麻生要一郎と申します。料理を作ったり、文章を書いたりしながら、猫とパートナーと暮らしています。1月というと、皆さんは何を思い浮かべるでしょう? お正月に成人式、新しい一年が始まる節目の月。

僕にとって、1月は誕生月。ここ数年は、パートナーと家族のような友人達と食卓を囲み、穏やかな誕生日を過ごしています。そして、誕生日の4日後は、若くして亡くなった父の命日。気が付けば、僕は父よりも年上になっていた。

何の前触れもなくある日突然亡くなり、やり残した事もたくさんあっただろう。苦労したけれど、僕は今幸せだよ……そんな事を思いながら誕生日ケーキのろうそくを消している。

日々の食卓、何気ないお茶のひと時、猫のトイレの砂を変える事だって、僕にとって大切な今。些細な日常の出来事は、今日も明日も同じ事の繰り返しではない。些細な日常は、ちょっとした事で一瞬にして失われてしまう。だからこそ、良い事も、そうでない事も、一つ一つやわらかく受け取って、明日に繋げたいと思っている。

去年の誕生日は、美しい佇まいのチョコレートケーキだった。今年はどんなケーキが出て来るのだろうかと、今から心待ちにしている。

金のおたより

(1名)5,000円クーポンおめでとうございます!

かっちゃんさん

はじめまして。私は弟の誕生日の4日前に母を病気で亡くしました。

社会人になりこれから親孝行したいと思っていたし、妹は成人式でしたが入院していた母に振袖姿を見せることもできず、弟にはお葬式などでバタバタしていて何にもしてあげられませんでした。今は二人の子育ても落ち着き、まもなく母が亡くなった年齢になります。

子どものお誕生日もあと何回家族で祝うことができるかわからないけれど、家族4人で過ごせる事に感謝したいと思いました。

麻生さんからのお返事

ご家族の平穏な日々が、何より幸せな時間ですね。僕は一人っ子なので気楽なものでしたが、弟さんや、妹さんへの思い、胸に響きました。

銀のおたより

(2名)1,000円クーポンおめでとうございます!

よねさん

誕生日といえば…昔聞いたのですが、人生は一冊の本のようなもので、誕生日を迎える度に1ページずつ厚みを増していくのだそうです。

私は3月で35歳になります。「もう若くない」という言葉を友人と会う度に口にしてしまいますが、本のページ数で考えたらまだまだ薄っぺらいですね。

私の本は、どんなことが描かれているかなあ。ふと、自分の人生という本を読み返したくなりました。

麻生さんからのお返事

素敵なお話、そしてお誕生日おめでとうございます。よねさん、今年はどんな1ページが刻まれるのでしょうか、楽しみですね。
Britさん

私も麻生さんと近い年齢です。結婚前も結婚後も誕生日は必ず両親を含む家族と一緒に過ごし、みんなで美味しいディナーとケーキを食べています。

家族全員分を毎年祝っているので、なんとなくずっと続くものだと思っていましたが、今回のお便りを読んで、今年からは毎回もっと噛み締めて過ごそうと思いました。

当たり前だったものが当たり前ではなくなることに気づかせていただいて、ありがとうございます。

麻生さんからのお返事

ご家族の誕生日を皆でお祝い出来る事は、掛け替えのない悦びですね。いつまでも、ご家族の皆様が健やかでありますように。

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Illustration:fancomi

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