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お茶の時間です vol.05「目出度い真っ赤なイチゴ」

2023年01月24日

by 煎茶堂東京編集部

お昼ご飯を食べて、また仕事をして、ふうっと息つくこの時間。ちょっと手を止めて、お茶でも飲んで、休憩してほしい。そんな気持ちから誕生したお茶時間専用エッセイです。あなたのティーブレイクに合わせて午後3時更新。

さあ、お茶の時間です。

目出度い真っ赤なイチゴ

年が明け2023年になりました。昨年は連載を開始させていただいた年でもありました。一度でも目を通して下さった皆さま、いつも熟読してくださる皆さま、ありがとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、新年に飲むお茶のお供に選んだのは真っ赤なイチゴ。赤色はなんだか1月に選びたくなる色です。

パックの中でぎゅっと整列している宝石のように輝くイチゴは、ちょっとしたご褒美気分。普段は牛乳をかけてフォークで潰し、イチゴミルクに調理して食すのも大好きですが、選んだのは糖度が10のとちおとめ。

充分に甘みがあるイチゴを、今回は鳥取県の「037 つゆひかり 大山」と合わせてあっさりといただきます。つゆひかりは甘みが少なく、渋さを感じるお茶です。一煎目は氷を入れたグラスに注ぎ冷茶に。二煎目はお湯を注ぎ2パターンのお茶を用意しました。

冬でも暖房やストーブで暖めたぽかぽかな空間で、冷たい食べ物を頬張るのは特別で好きです。暑い夏に食べるのとはまた違って今しかできない楽しみ方。

イチゴとつゆひかりのペアリングは、予想通りばっちりでした。つゆひかりの冷茶はキュッと引き締まるような味わいですが、温かいお茶は冷たいイチゴを包み込むようなほっとする味わい。交互に飲むことで同じイチゴでも2倍楽しむことができました。

今年も様々なシーンでお茶を嗜み、ほっと一息ついて余白のある年にしていきたいです。

今回ご紹介したお茶

「ritsuko karita」デザイナー
苅田梨都子
1993年岐阜県生まれ。バンタンデザイン研究所卒業後、梨凛花を6年間手掛け現在はritsuko karitaとして活動中。2022年4月より母校にて講師として勤務。洋画専門チャンネル『ザ・シネマメンバーズ』にてコラム連載中。Instagram:@ritsuko627

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