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お茶の時間です vol.03「柔らかな光、記憶の渦」
2022年11月15日
by 煎茶堂東京編集部
お昼ご飯を食べて、また仕事をして、ふうっと息つくこの時間。ちょっと手を止めて、お茶でも飲んで、休憩してほしい。そんな気持ちから誕生したお茶時間専用エッセイです。あなたのティーブレイクに合わせて午後3時更新。
さあ、お茶の時間です。
柔らかな光、記憶の渦
少しずつ肌寒くなり秋も本格的に。今日は、冬を迎える前に東京オペラシティにて開催中の写真家・川内倫子さんの個展「M/E 球体の上 無限の連なり」へ。
記憶を辿ると、19歳のころ東京に上京し初めて写真展に訪れたのは川内さんの展示でした。身体全体を勢いよく覆うような迫力と、それに伴った繊細さに包まれた写真や映像から得た記憶の渦が、今でも脳裏に立ち込めています。
川内さんの作品は決して偽りがなく、私もそこに居たような感覚で鑑賞できます。幼少期の思い出、見過ごしてしまっている周りに存在する生命体、今わたしがここに居ること。ふわふわと浮遊する気持ち。
そんな展示の余韻も相まって、今回は柔らかな光を取り込める白の薄い膜のようなカーテンの前で休憩を。ゆっくりお湯を沸かして、「040 静7132」をいただきます。
一煎目はぬるめのお湯を注いで。二煎目以降は高温のお湯を注いでみました。
「040 静7132」は苦味が特徴的なお茶です。個人的には高温で淹れたキリリと渋みの引き立った味が、今の気分にぴったり。
展示を見て思うことを整理しながら、お茶を飲んでゆっくり写真集を眺める時間がとても豊かなものとなりました。
今回ご紹介したお茶
「ritsuko karita」デザイナー
苅田梨都子
1993年岐阜県生まれ。バンタンデザイン研究所卒業後、梨凛花を6年間手掛け現在はritsuko karitaとして活動中。2022年4月より母校にて講師として勤務。洋画専門チャンネル『ザ・シネマメンバーズ』にてコラム連載中。Instagram:@ritsuko627 |
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