
横山拓也さんの器で味わう、素朴な焼き菓子と「053 はると34」レシピ
2022年04月28日

by 煎茶堂東京編集部
5月の風のように、優しくさわやかな味わいの「053 はると34」。小麦とバターが香る洋菓子と一緒にいただくと、お茶の華やかな甘さがより感じられますよ。
今回は、ほろほろと口の中で崩れるバウムクーヘンと、シナモンの香りがどこか懐かしいクッキーとペアリング。
細かなヒビが入ったような独特の質感を持つ器は、横山拓也さんの作品。シンプルかつ素朴な中にも、どこかモダンな雰囲気が漂う静かな存在感が、お茶の時間をより素敵なものにしてくれます。
素朴な焼き菓子と「053 はると34」
一煎目はゆっくりと、二煎目はさっと抽出でさわやかながらも芯のある味わいを満喫。器を温めておくことで、華やかな香りもしっかりと引き出します。
用意するもの
淹れかた
1/一煎目を淹れる
急須に入れた茶葉に75℃のお湯120mlを注ぎ、1分20秒蒸らしてからカップ注ぎます。蒸らし時間にカップに熱湯を入れて温め、お湯を捨ててからお茶を注いでお菓子と一緒にいただきます。
2/二煎目を淹れる
二煎目は急須に85℃のお湯120mlを注ぎ、15秒蒸らしてからカップへ注いで完成!
TEA TALK
渋みを抑えたやさしい旨みと、甘く華やかな香りが特徴のバランスのいいお茶。一般のものよりも収穫時期が早い極早生種で、ひと足早く春の訪れを告げてくれる品種でもあります。
上品な味わいはもちろん、美しく澄んだ水色も、飲む人の気持ちを晴れやかにしてくれるよう。
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