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少数民族の伝統が息づく、温かな手仕事。mrakの麻織物

2025年02月13日

by 煎茶堂東京編集部

アジアの山岳地帯に住む少数民族の手工芸品にスポットを当て、新たな時代への継承を試みるブランド「mrak(ムラック)」。伝統的な手法で生み出される手工芸品は、何世紀ものあいだ愛され続け、いま世界から注目を集めています。

今回、煎茶堂東京で取り扱いが始まるmrakの「Allo」シリーズより、ヒマラヤオオイラクサの「ニットクロス」と「多用布」をご紹介します。

「Allo(アロー)」とは、ネパール語で「イラクサ」の意味を持ち、ヒマラヤ山岳地帯などに自生する巨大な植物(麻の一種)を指します。その茎皮から得られる繊維は丈夫で、なめらかで軽く、カーペットや衣類などの織物に用いられてきました。

Allo 繊維(Photo:mrak)

麻の一種でありながらジュートとは異なり、シルクのような艶も持ち合わせ、機械で紡がれた糸にはない自然の風合いが楽しめます。

小ぶりな茶器と合わせたい「ニットクロス」

おおよそ5cm角の「ニットクロス」は、小ぶりな茶杯やお猪口、グラスの敷物にぴったり。オオイラクサの繊維はウールのようにやわらかく、使い込むほどに色合いが深まっていきます。

オオイラクサの繊維加工から製品にするまでを担うのは、ヒマラヤで暮らす女性職人たちです。すべて手作業のため、形や大きさ、色の濃淡に個体差がありますが、どれひとつとして同じものが存在しないと思うと愛おしさが募ります。

ヒマラヤに住む民族の方々(Photo:mrak)

「ニットクロス」には、おおよそ10cm角サイズのご用意もあります。マグカップや茶壷を置くのにちょうどいいサイズ感です。一輪挿しの花瓶や小さなオブジェを置いて、インテリアとしても楽しめます。

オオイラクサの繊維がつくりだす、リズミカルに波打つ編み目と透け感が、いつもの食卓やインテリアのアクセントになってくれることでしょう。

自然の風合いを楽しむ「多用布」

こちらもヒマラヤのオオイラクサの繊維で編まれた「多用布」。Sサイズは、約縦33×55cmで、茶具敷としてもお使いいただけます。

グレーがかったブラウンと自然の風合いは、陶器やガラス、木製、金属、どんな材質の茶具とも相性がよく、スタイリングに迷う楽しい時間が待っています。

大皿を余裕をもって置けるので、ランチョンマットとしてもどうぞ。器と料理を引き立たせてくれますよ。

中身を見せたくないカゴや収納ボックスに被せたり、インテリアと調和しづらい電化製品の目隠しにしてみても。

「多用布」は、約縦33×102cmのMサイズのご用意もあります。ダイニングテーブルのテーブルランナーや、チェストに飾るクロスにしたくなるサイズ感。

ラックに掛けたり、カーテンクリップを使って窓際に飾れば、光と風をゆるやかに通し、安らげる空間を演出してくれます。

丈夫で速乾性の高いオオイラクサの繊維のよさを生かして、かしこまりすぎず、ぜひ普段使いしてみてください。ヒマラヤ山岳地帯の文化が、わたしたちの日常に寄り添い、生活を豊かにしてくれることでしょう。

Allo 工房への道のり

mrakの作品

フードスタイリスト・鈴木愛

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