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眺めていたい穏やかさ。竹下努「稜花皿」

2022年08月26日

by 井原優花

煎茶堂東京ディレクター北海道生まれ。夜な夜なキッチンにあかりを灯す。愛読書は「「限りなく少なく」豊かに生きる」と「ときをためる暮らし」。土いじりが好きです。

岐阜県多治見市で作陶する陶芸家・竹下努（たけした・つとむ）さん。静かで端正な印象がありながらも、日本の食卓に馴染むようにと作られている竹下さんの器のお取り扱いが開始しました。

今回は、そんな竹下努さんの作品「稜花皿」の魅力やおすすめの使い方をお伝えします。

販売開始：2022年8月31日（水）8時

竹下努について

竹下努「稜花皿」

稜花と書いて「りょうか」と読みます。器の縁が大輪の花が咲いたように大きく開き、規則的に尖っている部分があります。これが稜花皿の特徴。シンプルな料理に華やかさを出してくれるこの「稜花皿」は日常使いにぴったりです。

女性の手の平ほどのサイズの「稜花皿」。料理はもちろん、ティータイムのおやつを盛りつけても◎。李朝時代の器のエッセンスを取り入れた器たちは、歴史を辿れば祭事にも使用されていましたが、竹下さんの手によって何にでも合わせやすく設計されています。

コンビニやスーパーなどで手に入るおやつでも、器に盛り付けるとちょっと上品。気持ちの余裕が生まれる気がします。

お米料理の定番のおにぎり。横に倒して味噌を塗って…小腹が空いた時にすぐ食べたい気持ちを抑えて、可愛いお皿にきれいに盛り付ければ、お腹だけでなく心までも満たされてしまいます。

よく見ると、リムのあたりには釉だれ（釉薬が垂れた跡）が。ひとつひとつ作家さんの手づくりなので、同じように作っていても少しずつ違いがあります。どんな表情のお皿が届くかはお楽しみに。

販売開始：2022年8月31日（水）8時

フードスタイリスト・鈴木愛

2007年よりフードコーディネート、テーブルスタイリング、レシピ開発など活動中。最近は、家族で小さな畑の野菜作りをはじめました。
公式サイト：https://www.odd.holiday