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富山の自然をガラスに映す。三野直子さん「mebuku」シリーズ
2022年09月09日
by 井原優花
煎茶堂東京ディレクター北海道生まれ。夜な夜なキッチンにあかりを灯す。愛読書は「「限りなく少なく」豊かに生きる」と「ときをためる暮らし」。土いじりが好きです。
富山県富山市で製作する三野直子(みの・なおこ)さん。自然体で見るものを魅了する光と影のバランスが素晴らしい三野さんの作品のお取り扱いが開始しました。
今回は、そんな三野直子さんの作品3種、「片口 M」「Tea glass mebuku」「茶則 mebuku M」の魅力やおすすめの使い方をお伝えします。
販売開始:2022年9月14日(水)8時
三野直子について
潔いシルエットにも注目したい。「片口 M」
凛と背を伸ばしているかのような「片口M」。スッと真っ直ぐに立った円柱の形で、安定感があります。その佇まいは、まるでたおやかさと強さを兼ね備えた女性のよう。
注ぎ口の先端が少し上に反り上がっています。そして、よーく見ると注ぎ口の外側には、ほんの少しの厚みがあり、注いだ後に液垂れがしにくい作りです。使い手のことがよく考えられた作品です。
お茶の色が映える「Tea glass mebuku」
透明なグラスに木工用ボンドで下絵を書いてからサンドブラストを吹き付けて制作する三野さんの作品。緻密な作業から生まれる模様は、唯一無二の美しさです。このグラスの美しさをつまみにお酒を飲むのも良さそう。
お茶を注ぐとハッとする景色が生まれて、グラスの中の飲み物に表情を与えてくれます。氷を入れて汗をかいたグラスもまた美しい。
グラスの底まで連なる草木の模様。仕事の丁寧さに驚かされます。自然の景色や動植物をみてインプットし、三野さん自身のフィルターを通して、部分的なラインや影等を表現しているという三野さん。
「mebuku」という名前がつけられたこのTea glassもまた、富山の自然が表現されているよう。
マットな質感から浮き上がる模様が美しい「茶則 mebuku M」
茶則(ちゃそく)とは、主に中国茶で茶葉を茶壺からうつす際に使われる小道具です。現在で言う茶さじのようなもの。「片口M」と「Tea glass mebuku」は透明なガラスに模様が入っていますが、「茶則 mebuku」は全体的にすりガラスになっています。
茶則に茶葉をのせると茶葉の色や針のような撚りがよく見えます。抽出されたお茶を飲むことはもちろんですが、茶葉は観察するのも楽しく、そして、指の腹で触れるとすりガラスのマットな質感が気持ちいい。
お湯に触れる前の茶葉に触れ、香りを楽しみ、じっくり観察ができるのも茶則の一つの楽しみ方です。
販売開始2022年9月14日(水)8時
フードスタイリスト・鈴木愛
2007年よりフードコーディネート、テーブルスタイリング、レシピ開発など活動中。最近は、家族で小さな畑の野菜作りをはじめました。
公式サイト:https://www.odd.holiday
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