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6つの素材別にご紹介! 器とカトラリーのお手入れ方法

2022年04月26日

by 煎茶堂東京編集部

お茶の時間は、お気に入りの器があるともっと楽しいものになります。でも、せっかく素敵な器を買ってもお手入れを怠ると、徐々にくすんでいったり劣化していってしまうもの。

今回は、日常の食卓を素敵に彩るコーディネートを提案している、フードスタイリストの遠藤文香さんに、普段のお手入れ方法についてお話を聞きました。 すべての器に共通するポイントは、「気にしすぎずどんどん使うこと!」

教えてくれた人…遠藤文香さん

フードスタイリスト、フードコーディネーター。書籍、雑誌、WEBなどのスタイリングを中心に幅広く活躍中。『毎日のうつわ』『豆皿のある暮らし』『和食器のある暮らし』など器に関する書籍も。
Instagram:@fumika.endo.foodstylist

1/陶器のお手入れ

水を吸いやすい陶器は、買ってきたらしばらく水に浸けています。米のとぎ汁などを沸騰させ、目止めする方法もありますが、あまり神経質になりすぎず、貫入(ひび)に色が染みていくのも素敵だと思います。

高台がざらざらした器を上に重ねるとチップ(欠け)が生じることがあるので、ペーパーを一枚重ねて。

2/磁器のお手入れ

扱いやすく、気負わずに使える磁器。洗い方やお手入れなどもそれほど気にしなくて大丈夫です。華やかな豆皿を色々持っておくと、買ってきたお惣菜や、おつまみセットも素敵に見せてくれるので重宝しています。

基本的に磁器は電子レンジもOKですが、金彩・銀彩など金属加工が施されたものは火花が出るなど、危険なのでNGです。

3/ガラスのお手入れ

やはり透ける器があると食卓に映えますよね。ガラスは一般的に温度差に弱いので、急に熱いお湯をかけたりしないように気をつけましょう。

グラスなどは自然乾燥させると水垢が残ってしまうので、できるだけすぐ拭きます。グラス専用のリネンを使うと、毛羽が残ったりせずにキレイになるのでおすすめです。

4/銀細工のお手入れ

空気に触れると黒ずみが出てしまう銀。この黒ずみは錆ではなく、硫化という金属の反応だそうです。

使ったあとはしっかりすすいで、水分が残らないように拭きましょう。空気に触れないよう、やわらかい布に包んでおくのも◎。黒ずんでしまった場合は、専用のクリーナーを使って磨きます。

5/漆器のお手入れ

急激な温度変化に弱いといわれる漆器ですが、お味噌汁ぐらいの温度ならば問題ありません。ただしポットのお湯を直接注ぐなどは避けましょう。

高価だからと特別な日だけ使う方も多いと思いますが、実はどんどん使った方が、艶も出て味わい深くなるんです。気負わずに、日常使いをするのがおすすめですよ。

6/木工のお手入れ

使い込むと、サラダのドレッシングなどの油分がしみ込んで風合いが出てくるのも木工の器の魅力。揚げ物などの場合は、一枚紙を敷くといいと思います。

洗剤を使って洗ってもOKですが、少し乾いてきたなと感じたら、オリーブオイルを塗るようにしています。大きい器は飯台代わりにも使えて便利ですよ。

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