
シャープな線と柔らかいカーブでどんな食卓にも合う。中村豊実「白八角鉢」
2022年02月04日

by 神まどか
煎茶堂東京・東京茶寮/デザイナー 青森県生まれ。最近の趣味は中国茶と茶道具収集です。
どこか切なげで、儚い。柔らかな雰囲気をまとっているように見えて、その内側から眩いくらいの光を感じる中村豊実さんのうつわ。
今回は、中村豊実さんが制作する「白八角鉢」の魅力と、おすすめの使い方をご紹介。
販売開始:2022年2月9日(水)11時
中村豊実さんについて
中村豊実「白八角鉢」
「茶海・円柱・白」や「輪花茶杯」と少し変わって、カラッとした質感が特徴の「白八角鉢」。
八つの面に分かれてシャープな印象も携えつつ、角が柔らかく成形されているので無機質すぎず、どんな食卓にも合いそうな雰囲気を持っています。
以前、レストランを営んでいた中村さん。器を作ったら「こんな料理が合いそう」と考えることもあるのだとか。
「白八角鉢は、煮物や和え物などにちょうどいいと思いますね。小鉢のイメージですが、深さがあるので、関西では“とんすい”と呼ばれる汁物にも対応できるんじゃないでしょうか。」
大きめのサイズなので、一品料理はもちろん丼ものにも使えそう。深さがある器は汁ものなど、料理の幅を選びません。
重さも約220gと軽めなので使い勝手も◎
おすすめな使いかた
フードスタイリスト・鈴木愛さんに、「白八角鉢」のおすすめな使い方について教えてもらいました。
鈴木愛さん:
「画像のようなチャーハンはもちろん、色々盛り付けたい料理が思い浮かぶ器だなと思います。
私だったら、アジアのスイーツのオーギョーチーとか、ふろふき大根がパッと思い浮かびます。汁たっぷりの揚げ出し豆腐なんかも良いかな。
シンプルにリンゴを一個まるまるカットして出す時とか、この『白八角鉢』に適当にフルーツを盛り合わせても素敵じゃないでしょうか?」
販売開始:2022年2月9日(水)11時
フードスタイリスト・鈴木愛
2007年よりフードコーディネート、テーブルスタイリング、レシピ開発など活動中。最近は、家族で小さな畑の野菜作りをはじめました。
公式サイト:https://www.odd.holiday
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