
中里花子「バンブーカップ」4つのオススメな使い方
2022年01月14日

by 神まどか
煎茶堂東京・東京茶寮/デザイナー 青森県生まれ。よく飲みよく食べよく眠る。好きな食べ物は「豆花」。突拍子もなく大きい声で歌うのが好き。朝に弱いけど早起きに憧れます。
佐賀県唐津市にて作陶する中里花子さん。中里さんの作る器を見て感じるのは、軽やかさとリズミカル。そんな手さばきの跡が美しい作品を、この度煎茶堂東京で取り扱うことになりました。
それは、作品を作る中里さんご自身のポテンシャルがそのまま現れているから。身体を動かすことが大好きだという中里さんは、16際の頃、元々テニスをするために渡米したのをきっかけに器づくりの道へ進みます。
今回は、そんな中里花子さんの作品「バンブーカップ」のおすすめの使い方をいくつかお伝えします。フードスタイリストの鈴木愛さんのアイデアや、煎茶堂東京デザイナー神の使い方もご紹介。
販売開始:2022年1月19日(水)11時
中里花子さんについて
中里花子「バンブーカップ」
スッとくびれたカップは、スタッキングさせると竹のような佇まいに。名前の通り竹から着想を得て形成されたシルエットはのびのびとした気持ちよさを感じます。
「自然な形が美しいと思っていて。あんまりわざとらしいと作家のエゴが強く出て、使ってる方が気負いしちゃうので、使ってる人には気持ちよく空気みたいな存在を感じて欲しい」と話す中里さん。
一点一点の違いも、作っているとそう仕上がるから。それがありのままで自然なこと。そんな考えに、私たちも大きく頷いてしまいました。
まずは、お茶を一杯。
お茶とお菓子は欠かせない。お茶だけでも美味しい。お菓子だけでも美味しい。でも2つあるともっと嬉しい。小さいサイズのバンブーカップで小休憩のお供にも、素敵。
お茶時間にそっと寄り添ってくれる、手のひらにすっぽりおさまるサイズは、120mlの透明急須との相性もバッチリです。
わざわざ、盛り付けたいんです。
小さいサイズのカップだからこそできること。いつものスナック菓子も袋から取り出すだけでこんなにかわいい。見た目はもちろん、食べ過ぎも予防できる!(かも?)
袋から出してわざわざ器に盛りたい。盛り付けることの喜びを教えてくれるカップです。
夕飯のテーブルにも登場
とある日の夕ご飯の食卓は、白身魚のフライと、タルタルソースに中濃ソース。それぞれのプレートに注いで、いただきます。
「こういう小さなカップは飲み物だけじゃなくてソースにも万能。口が広がってるから作ったソースも注ぎやすそう!」とフードスタイリストの鈴木さん。
この使い方、私も早速真似してみたいと思ったうちのひとつです。サラダのソースなんかにも良さそう。
前日に残った
微妙な量のスープの行き先は
鈴木さんが最後に「あとは…」と教えてくれたのは、前日の夕飯で残ったスープやお味噌汁を翌朝飲むとき。ちょうど人数分作ったはずなのに、なぜか少しだけ余ることはありませんか?
私はそんな時、お腹いっぱいでも無理して胃に入れていたのですが、これを聞いて「そうか!」と納得しました。
朝ってそこまでお腹も空いていないし、朝にスープを作る時間の余裕はないけれど、0.5人分ならいつもの汁椀じゃない方がいい。そんな時にいいサイズなんだそう。
確かに小さいお子さまがいるご家庭や、朝にたくさん食べないという方にもいいかもしれません。写真のようにバケットと一緒にお皿に載せたら何だかかわいい。
様々なバンブーカップの使い方として、ぜひご参考にしてみてくださいね。
販売開始:2022年1月19日(水)11時
フードスタイリスト・鈴木愛
2007年よりフードコーディネート、テーブルスタイリング、レシピ開発など活動中。最近は、家族で小さな畑の野菜作りをはじめました。
公式サイト:https://www.odd.holiday
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