
木を削るところから漆を塗る仕上げまで、漆器づくりのすべてを一人で手がける木工作家・蝶野秀紀さん。
京都で生まれたのち、大学では物性学を専攻。学生時代には器を見るために全国各地を訪れ、漆や木製品に触れるうちに「自分の手でつくってみたい」と思うようになったのだそう。現在は広島の工房で器をつくり続けています。
そんな蝶野さんの作品のお取り扱いが、煎茶堂東京で始まります。今回は「和紙貼」シリーズから「すみきり茶盆」をご紹介します。
日々の所作が丁寧になる「すみきり茶盆」
薄く削った木地に、和紙を纏わせ、さらに漆を丁寧に塗り重ねて仕上げた「和紙貼」シリーズ。和紙ならではの繊維の質感と、漆のやわらかな光沢感が、漆器の新しい魅力に気づかせてくれます。
器の佇まいを静かに引き立てながら、スッと手を添えやすく、運ぶための実用性も兼ね備えた「すみきり茶盆」。約幅22.5cm、奥行15cmと日常使いしやすい大きさです
漆器は使い重ねるほどに、少しずつ表情を変えていきます。その変化もまた楽しみのひとつとして、日々の暮らしに取り入れてみてください。
和紙が使われていますが、水洗いができるので、お菓子や料理を直接盛り付けてお楽しみいただけます。また、「補修のご相談もお気軽にどうぞ」とのことですので、お手入れをしながら末長く、豊かな食卓を彩る一枚として、いかがでしょうか。
蝶野秀紀さんの作品一覧
作り手のことば
「手に取った人に、少しでも幸せな気持ちになってもらえるものを作る」木工作家・蝶野秀紀さんインタビュー
木工の工程と漆を塗る工程は、通常分業で行うことが多いと思います。これらの工程を一人でこなすことで得られるメリットや作用は、どのようなものだと感じていますか?
そもそも、漆器産業というのは、職人が各工程を分業して担当する家内制手工業の集合体です。
実は、この点は現代の工業製品に類似していると考えています。工業製品も異なるメーカーが作ったパーツを組み合わせて製造されるので、漆器産業における職人が機械に代替されただけとも言えるからです。
それゆえに、すべての工程を一貫して製作することの意味合いも工業製品と似ています。具体的には、大量生産は難しい代わりに、デザインやテクスチャまで多様な独自性を持たせることができます。これが、一貫して仕上げるスタイルの特徴であり、大きな魅力です。
蝶野さんは、作品づくりにおいてどの工程が好きですか?
仕上がった白木地(木工の工程が完了した、漆を塗る前の器)に、最初の漆を塗る工程です。この工程で訪れる劇的な変化が好きです。
今回、煎茶堂東京でお取り扱いする作品は、いずれも和紙貼りの仕上げが特徴です。蝶野さんの考える、和紙と漆器の組み合わせの魅力を教えてください。
同じ漆という素材を使っていても、私の場合は和紙のテクスチャをそのまま残して仕上げるので、通常の漆器とはまったく異なる作品に仕上がります。この違いが魅力の一つです。
しかも、一切の装飾を排除することにより、陶磁器やガラス、金属などの異なる素材と合わせたとき、引き立て役に徹するのも組み合わせの妙です。和紙のテクスチャを生かした、漆塗りの折敷や盆、トレーが裏方の主役と言わんばかりに活躍します。
ハレの日に使うものという印象も強い漆器ですが、蝶野さんは日常的に使える作品づくりをされています。ご自身の作品が「毎日使ってもらえる」よう、素材選びやデザイン面でこだわっているポイントがありましたら教えてください。
一時的に目立つことを主眼に置いた、奇抜なデザインをなるべく省くことです。
見ようによっては「ダサい」と言われるような、野暮ったい雰囲気をあえて持たせることで、何年たっても陳腐化することのない、長年飽きずに使い続けられる器になるのではないかと思っています。
蝶野さんが、作品を作る上で一番大事にしていることは何ですか?
見る人、手に取ってもらう人に、少しでも幸せな気持ちになってもらえるものを作ることです。
お買い物前に
・和紙貼製品です。
・ひとつひとつ、手作業で形を起こしています。一つとして同じものはございません。それぞれの表情をお楽しみください。
・汚れた場合は、食器用洗剤をつけた柔らかいスポンジ等でこすらずに洗い流してください。強くこすると和紙が毛羽立つことがあります。
・水に浸さないでください。水に浸しておくと浸み込む恐れがあります。
・メンテナンスや軽度の補修については無償で行っておりますので、お問い合わせください。
・イメージが異なるなどお客様都合での返品は受けつけておりません。
避けてほしいこと
・和紙貼製品でので、水に浸さないよう、ご注意ください。水に浸しておくと浸み込む恐れがあります。
・食洗機や食器乾燥機、電子レンジの使用は不可。
商品仕様
原産国・地域 | 広島県 |
仕様・混率 | 和紙貼 |
外寸(縦) | 約220mm |
外寸(横) | 約150mm |
外寸(高さ) | 約20mm |
食洗機使用可否 | 不可 |
電子レンジ・オーブン使用可否 | 不可 |
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