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「和紅茶に、何が起きている?」- TOKYO TEA JOURNAL VOL.74 巻頭コラム
2025年06月20日

by まどか 神
煎茶堂東京・東京茶寮/デザイナー 青森県生まれ。最近の趣味は中国茶と茶道具収集です。
TOKYO TEA JOURNALの巻頭コラムをご紹介。お茶のこと、うつわのこと、お茶菓子のこと。
私たちが企画した商品やよいと思った品に、向き合って、改めて見つめてみて思ったことや考えたことをお伝えします。
和紅茶に、何が起きている?
一杯の紅茶を口にしたとき、ふっと鼻に抜ける香りに心を掴まれることがある。甘く、華やかで、花咲く野に迷い込んだような感覚。そんな香りに出会ったことのある方なら、そのときの幸福感を思い出していただけるだろう。
日本の紅茶が、その香りを醸し出しはじめた。
和紅茶と呼ばれる国産紅茶は、近年著しく品質が向上し、繊細で奥行きある味わいの茶葉が増えてきた。品種や製法の工夫、各地の生産者の絶え間ない試行錯誤によって育まれてきた変化である。中でも特筆すべきなのは香りの進化。発酵や焙煎といった工程の中で、どんな香りが立ち上がるか。そこには自然がもたらす微細な変化が深く関わっている。
たとえば、ウンカは一般に害虫の類だが、茶においては益虫に変わる。ウンカが茶葉の汁を吸うことで甘くやわらかな香りが生まれることがある。こうした香りには、人の手だけではたどり着けない自然の力が宿っている。
同じように影響するのが土壌微生物。目に見えない存在ながら、植物に必須の養分を供給する重要なファクターで、香味の成分にも影響を与える。農薬や肥料を抑えた畑では、そうした働きがより自由に発揮されるという。
自然の力と人の技術が重なり合い、日本の紅茶は独自の香りを育んでいる。派手さはなくとも、ふと心に残るしっとりとした美しさがある。香りを追うことは、見えないものに耳を澄ますことに似ている。土の中の微生物、空気の湿度、葉をかすめる風、小さな虫の営み。すべてが香りの一部となり、一杯の紅茶に風景のような奥行きを与えてくれる。
和紅茶は、これからさらに美味しくなっていく。
その歩みは静かで、まっすぐだ。自然と語り合うようにして育まれる紅茶が、今、各地で育ちつつある。
TOKYO TEA JORUNAL
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気づいた時には売り切れで買えなかったので再販を楽しみにしていました。
一緒に販売されている茶そばやお茶のそうめんの薬味に使いました。
海苔が手で千切ったような大きめのサイズで、風味豊かに感じます。
パッケージに使用例がイラストで記載されている所も良いなと思いました。
美味しかったので友人にお裾分けしたところ、とても喜んでいただけました。
炭酸でお茶を淹れるなんて頭に無かった。本当、目からウロコでした!さっそくオススメの淹れ方で飲んでみると新発見!!今まで生きてきた中でやってみたことがなかったので新鮮過ぎて、生きる楽しみが増えました!
抹茶ラテと抹茶ケーキを作りたくて購入いたしました。粒子が細かく溶けやすいので、ドリンクでもスイーツでもダマにならず作りやすかったです。お味も香りもしっかりと感じられ、美味しさが鼻を抜けていくようでした。
ジャスミンはとても美味しいです。透明の割れない急須で飲んでいるのですが、茶葉の広がりも楽しめて薫りもホッとするもので、お昼休憩に愛用しています。
日頃から透明急須を愛用しているので友人のバースデープレゼントとして贈ったところ、大変喜んでくれました。お茶はお任せにしたところ藤井風のファンの友人にピッタリなきらりと言う名前のお茶だったのも良かったです。
半信半疑で購入したところ、予想以上に美味しくて!再購入と思ったら完売で!がっかりしました。
次回の販売に期待しています。
プレゼントにも良い感じのパッケージなので、待ち遠しいです!
旅行用に購入しました。
旅先ではペットボトルやティーパックが多いので、温かくておいしくいれたお茶を飲みたいと思い、購入しました。割れる心配がないというのが何より安心です!茶葉がゆっくり開く様子をのんびりと眺められるのは贅沢な時間です^_^
デザートにもサラダにも、ちょっとしたおかずにもちょうど良い大きさで、毎日使っています。
とても素敵な花瓶でした。今はハーブを飾っています。お部屋にとても馴染んで自然な雰囲気がとても良い感じです。
毎回楽しみに届くのを待ってます
茶葉に合わせてプチ贅沢して
お美味しい和菓子や洋菓子と頂いております
特別感を味わいながら
明日への活力となっております
いつも各地のシングルオリジンのお茶を楽しめるのがありがたいです
自分で選ぶと特定の物に偏りがちなので様々な種類のお茶を試せるのは素晴らしいと思います