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「金木犀、 静かに満ちて」- TOKYO TEA JOURNAL VOL.80 巻頭コラム
2025年12月19日
by まどか 神
煎茶堂東京・東京茶寮/デザイナー 青森県生まれ。最近の趣味は中国茶と茶道具収集です。
TOKYO TEA JOURNALの巻頭コラムをご紹介。お茶のこと、うつわのこと、お茶菓子のこと。
私たちが企画した商品やよいと思った品に、向き合って、改めて見つめてみて思ったことや考えたことをお伝えします。
金木犀、 静かに満ちて

今年の金木犀のお茶には、いつもとは少し違う静けさがあるように感じた。湯を注いだ瞬間にふわりと立ち上がる香りは確かに金木犀そのものなのだが、その奥に、やわらかい温度のような気配が宿っている。どこか控えめで、落ち着いた佇まいだ。
金木犀は、江戸時代に中国南部から伝わったとされるが、正確な年代は分かっていない。香木として珍重され、庭木として親しまれるようになり、当時から街路樹として広まったという記録も残る。興味深いのは、日本で見られる金木犀の木はどれも雄株で、同じ木から挿し木で増えてきたとされる点だ。
あちこちで出会うどの金木犀も同じ遺伝子を持つからこそ、日本に暮らす人々はあの香りをどこか共通の記憶として抱いているのかもしれない。
花そのものは可憐で、指先で触れれば壊れてしまいそうなほど小さい。だが、控えめな姿からは想像できないほど香りは強く、風の向きによって突然こちらへ届く。桜が視覚で季節を知らせる花だとすれば、金木犀は「香りの気配」で秋を告げる花なのだと思う。かつて茶庭にも植えられていたという話を聞くと、この香りが、お茶の文化とともに静かに人々の暮らしに寄り添ってきたことが伝わってくる。
今回の金木犀のお茶には、そうした香りの背景にそっと調和するように、控えめな味わいの茶葉が選ばれている。花の華やかさだけが際立つのではなく、湯を注いだときにふわりと香りが立ち上がり、すっと消えていく。その余韻を楽しんでもらえるよう、最後の仕上げまで丁寧に整えた。
どうか一杯分のお湯をゆっくり注ぎながら、金木犀が古くから届けてきた季節の気配を思い浮かべていただけたら嬉しい。
TOKYO TEA JORUNAL
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とても温かみのある色合い、手触り、見た目の質感です◯お客様へのお茶とお菓子の受け皿として、朝のフルーツを盛る器として、1人用のサラダ皿として、色々なシーンで使わせていただきます❁ご紹介くださりありがとうございました。
楕円皿はいくつか持っていて購入を迷いましたが 買ってよかったです。大きさ・フチの立ち上がりの感じもいい感じです。また 粉引の質感も土も魅力たっぷりです。
初めて手揉みの緑茶をいただきました。
一煎目から煎を重ねるごとに変わってゆく風味と味わいの深さ、そして色合いの美しいこと!
また、飲み終えてからの茶葉を食べてみた時の美味しさに驚きました!!
早速、手揉み茶の魅力にハマってしまいました。他のお茶も味わうのが楽しみです。
造形の美しさに惹かれます。茶碗の膨らみや受け皿のへりにかけての曲面が、シャープでありながら優しいです。器の表面が滑らかな石膏のような素朴な手触りで、オフホワイトの色調と合って暖かみを感じます。
台湾茶を飲む時間が、日常生活の句読点となり、リフレッシュできました。
重量感がある見た目に反して非常に軽く使いやすいです。いつものティータイムを引き締めてくれる深みがあります。これから使い込んでいって違った顔を見せてくれるのかと思うと楽しみです
思いがけず長く抽出してしまいましたが、渋みやエグ味等はなく、ただただ烏龍茶の華やかな香りが広がります。マスクしていても香ってくるくらいです。
味はコクがある中でも、癖がなく、さわやかなのでとても飲みやすいと思います。
烏龍茶の香りが好き!という方は是非飲んでみてもらいたいお茶です。
お正月に元旦用にと。ところが、着たら飲みたくなり試飲。
まろやかな味わい、もうひとつ購入悩み中、売れきれる前に
私は楕円のプレートが大好きです!
深さ有るものからとてもフラットな大小色々な種類を持ってますが、いざ購入して使ってみると、今ひとつしっくり来ない感覚でいました。。。
「児玉修治オーバルプレート」の画像を見た時に「これだ!」と思い、入荷待ちの末ようやく届きました♡
ベストサイズ・ふっくらした楕円・ニュアンスのあるホワイト・個性的マットな質感・リムの絶妙な大きさと立ち上がり寸法、ずっと求めてた全てを満たしてくれました。このプレートに盛ると、シンプルな料理がアートっぽく感じて毎日楽しんでいます!
ケーキやフルーツも素敵に見せてくれます。
封を開けた瞬間の香りの良さ、1煎目の旨みと優しい口当たり、そして2煎目のより味わい深い旨みが緑茶を楽しむという事に対する満足感を与えてくれる一品となっております
届いて手に取ってみると予想していたお品より更に素敵で大変満足しています。色も形も手触りも素材もとても好ましく ただそこにのっているだけで湯のみでもお菓子でも一輪挿しでも倍魅力的に見える気がします。大切に使わせていただきます。
この冊子を読むと、煎茶の味わい深さや、個性が分かるので、煎茶堂東京銀座店でお茶を買った暁には、読み返したりしています。
デザインや文字のフォント。見やすくて好きです。
また、3種類のお茶を飲む時も、是非、冊子を開いて、読みながらやって頂くと、より楽しめます。
丸っこいかたちに一目惚れして「お抹茶を立てて飲みにくいかな?」と思っていましたが、その心配は全くなく最後のひと口まで美味しく吸い切れます。お抹茶茶碗はいくつか持っていますが、お気に入りの1つになりました。
掲載写真とおりの素敵なカップで大満足です。たっぷりのアメリカンコーヒーやカフェエレ、熱々のほうじ茶などを飲むにもちょうどよい大きさです。大きさの割に軽いのもうれしい点です。大切に愛用したいです。
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