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「米と茶が語らう」- TOKYO TEA JOURNAL VOL.78 巻頭コラム
2025年10月22日
by まどか 神
煎茶堂東京・東京茶寮/デザイナー 青森県生まれ。最近の趣味は中国茶と茶道具収集です。
TOKYO TEA JOURNALの巻頭コラムをご紹介。お茶のこと、うつわのこと、お茶菓子のこと。
私たちが企画した商品やよいと思った品に、向き合って、改めて見つめてみて思ったことや考えたことをお伝えします。
米と茶が語らう

香ばしい炒り米と、繊細な茶葉。日本の食卓に馴染み深い二つが、一杯のなかで出会い寄り添う。その素朴な組み合わせが、玄米茶の豊かさを形づくっている。
お湯を注げば、炒り米のやわらかな甘さが鼻先をくすぐり、安心感のある味わいがじんわりと広がる。忙しい一日の中で、ふと心が緩む瞬間だ。
玄米茶は、庶民の暮らしの知恵から生まれた。昭和初期の京都で、鏡開きの際に出る餅の欠片を勿体ないと考えた茶商が、これを炒って茶葉に混ぜたのが始まりとされる。お茶と米、この身近な二つが重なり合い、一つの飲み物になった。
私たちはその形をただ受け継ぐのではなく、現代にふさわしい玄米茶を考えてきた。品質の良い煎茶の風味をきちんと味わいたいなら、「あとのせ」で工夫すればいい。つまり、「三煎目に玄米を後入れする」スタイルを提案した。
最初の二煎はお茶の清らかさを、三煎目は玄米の香ばしさを。一度で三つの変化を味わえる体験が生まれる。
玄米と煎茶をブレンドした商品を作る時、茶葉は高知県の浅蒸し茶を選んだ。全国的にはあまり知られていない産地だが、山間の傾斜地で育った茶葉は、素朴でやわらかな味わいを持つ。玄米と心地よく響き合い、すっきりとした調和を生み出す。
ペットボトルでも広く親しまれる玄米茶だが、急須で淹れる一杯は別物だ。注ぐときの香り、茶杯を伝う湯気、飲み干した後の余韻。
ゆっくりと茶を淹れる時間は、季節や日常のささやかな変化を感じるひとときとなる。香りに包まれて湯をすする時間。そこには、過ぎ去る日々の中で少し立ち止まるような安らぎがある。玄米茶は、素朴さの中に豊かさを宿し、暮らしに寄り添う一杯である。
TOKYO TEA JORUNAL
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造形の美しさに惹かれます。茶碗の膨らみや受け皿のへりにかけての曲面が、シャープでありながら優しいです。器の表面が滑らかな石膏のような素朴な手触りで、オフホワイトの色調と合って暖かみを感じます。
台湾茶を飲む時間が、日常生活の句読点となり、リフレッシュできました。
重量感がある見た目に反して非常に軽く使いやすいです。いつものティータイムを引き締めてくれる深みがあります。これから使い込んでいって違った顔を見せてくれるのかと思うと楽しみです
思いがけず長く抽出してしまいましたが、渋みやエグ味等はなく、ただただ烏龍茶の華やかな香りが広がります。マスクしていても香ってくるくらいです。
味はコクがある中でも、癖がなく、さわやかなのでとても飲みやすいと思います。
烏龍茶の香りが好き!という方は是非飲んでみてもらいたいお茶です。
お正月に元旦用にと。ところが、着たら飲みたくなり試飲。
まろやかな味わい、もうひとつ購入悩み中、売れきれる前に
私は楕円のプレートが大好きです!
深さ有るものからとてもフラットな大小色々な種類を持ってますが、いざ購入して使ってみると、今ひとつしっくり来ない感覚でいました。。。
「児玉修治オーバルプレート」の画像を見た時に「これだ!」と思い、入荷待ちの末ようやく届きました♡
ベストサイズ・ふっくらした楕円・ニュアンスのあるホワイト・個性的マットな質感・リムの絶妙な大きさと立ち上がり寸法、ずっと求めてた全てを満たしてくれました。このプレートに盛ると、シンプルな料理がアートっぽく感じて毎日楽しんでいます!
ケーキやフルーツも素敵に見せてくれます。
封を開けた瞬間の香りの良さ、1煎目の旨みと優しい口当たり、そして2煎目のより味わい深い旨みが緑茶を楽しむという事に対する満足感を与えてくれる一品となっております
届いて手に取ってみると予想していたお品より更に素敵で大変満足しています。色も形も手触りも素材もとても好ましく ただそこにのっているだけで湯のみでもお菓子でも一輪挿しでも倍魅力的に見える気がします。大切に使わせていただきます。
この冊子を読むと、煎茶の味わい深さや、個性が分かるので、煎茶堂東京銀座店でお茶を買った暁には、読み返したりしています。
デザインや文字のフォント。見やすくて好きです。
また、3種類のお茶を飲む時も、是非、冊子を開いて、読みながらやって頂くと、より楽しめます。
丸っこいかたちに一目惚れして「お抹茶を立てて飲みにくいかな?」と思っていましたが、その心配は全くなく最後のひと口まで美味しく吸い切れます。お抹茶茶碗はいくつか持っていますが、お気に入りの1つになりました。
掲載写真とおりの素敵なカップで大満足です。たっぷりのアメリカンコーヒーやカフェエレ、熱々のほうじ茶などを飲むにもちょうどよい大きさです。大きさの割に軽いのもうれしい点です。大切に愛用したいです。
萩原さんの急須をサイズ違いで持っていたので大きいものが欲しくなり購入しました。持ち手と注ぎ口な安定していて、どんなお茶でも対応してくれる万能な急須です。購入できてうれしいです。
以前購入したものを割ってしまい買いなおしと追加で購入しました。
薄い器ですが名前のとおり一煎目の温度であれば手に伝わる熱さも問題なく、その薄さゆえにお茶の風味を自然に感じることができます。
長く使っていると白かった器が徐々に色づいてきますがそれもまた器の味として楽しんでいます。
香駿は、東京茶寮がオープンした時から一番好きなお茶でした。久しぶりに飲んでみましたが、やはり香りの良さとフルーティーな感じが素晴らしいです。茶葉が柔らかいので、三煎目は少し印象が薄いかもしれませんが、シングルオリジンらしいお茶ですね!
父親に贈る用で通常の商品を、自分用に二級品を購入しました。よく見てみると底に傷がありましたが、よく見なければわからないくらいで使用には全く支障ないので、とてもレベルの高い二級品だと思いました。磁器製の急須を処分してこちらに変えたので、食器棚もスッキリしておしゃれになり気分も上がりました。大事に使いたいと思います。
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