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とっておきのMYあんこ。vol.021 かんたんなゆめの〈嬉々〉- 阪根俊維

2025年02月26日

by 編集部 煎茶堂東京

あの人が愛するあんこと、あんこの思い出エピソード。月に一度更新予定。3ヶ月ごとに“あんこラバー”が変わります。様々な人が、その人生で記憶に残るあんこのお話をご紹介します。

今月のあんこラバー
阪根俊維さん

あんこ屋ねるの屋号で活動する流しのあんこ職人。旅の果てに出会ったシングルオリジンの小豆であんを炊く。

かんたんなゆめの〈嬉々〉

お店を知ったきっかけは友人のInstagramでのポストだった。お店のアカウントに飛ぶと、真っ赤な紙袋に艶やかな表情でお菓子を食べている人物のイラストが目に入る。気になり、すぐにお店を訪ねた。

看板商品であるという嬉々を注文すると、手早く仕上げられた練り切りが出てきた。その美しさに惚れ惚れししばらく愛でる。

ただ内心は、少しばかり気後れした。注文しておいてなのだが、実は元・あんこ嫌いだった。そんな僕にとって練り切りというものは逃げ場のないあんこのかたまりなのだ。大丈夫かなぁと思いながら一口。

レモンの爽やかさ、クリームチーズのコクと塩味で調和のとれた味わいで、期待を裏切られる美味しさに思わず笑ってしまう。

後味のキレも良くパクパク食べたくなるのだが、小さく小さく切り分けながら大切に食べる。初めて美味しいと思える練り切りに出会えた事に感動した。

このあんこ菓子に合いそうなお茶

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