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「摘採」茶ことば大辞典 The Dictionary of Tea Terminology #3

2025年01月27日

by 煎茶堂東京編集部

「摘採」

摘採(名)てき・さい
❶つまみとること。草花などをつみとること。
出典:小学館 〔精選版〕日本国語大辞典より

摘採というのは、お茶の葉を摘み取ること。

手で一枚ずつ摘む手摘み、茶ばさみを使う方法、摘採機と呼ばれる機械で摘む方法があります。摘採タイミングや技術によって味の変化があると言われていて、美味しいお茶の理由はそんな細部にも宿っているのです。

ところで、一本のチャノキからどれくらいの量のお茶ができるか、ご存知でしょうか? このTTJでも何度か触れているのでもう覚えている方もいるかもしれません。一本のチャノキから収穫されるお茶は約40グラムと言われています。TTJに付属されている煎茶は4グラムなので、一杯で10分の1のチャノキをいただいている計算です。しかも、新茶になるのは柔らかい新芽の部分だけ。

そう思うと一杯のお茶がなかなか貴重なものに思えてきませんか? とは言っても、新鮮なうちに飲むのが吉。様々な手間に感謝しつつ、フレッシュなうちに飲んでくださいね。

イラスト=葛原美晴

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