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作り手のことば「器にとって使いやすさは大切。収納のしやすさも大事な要素の一つ」ガラス職人・相馬佳織さんインタビュー

2024年11月01日

by 煎茶堂東京編集部

吹きガラスにこだわりながらも、どこか温かみのある器を作り続けるガラス職人・相馬佳織さん。長野市で制作を行いつつ、海外で個展を開くなど精力的に活動されています。

今回、煎茶堂東京で相馬さんの作品をお取り扱いするにあたり、相馬さんのお人柄、作品や吹きガラスに対する想いなどを伺いました。

相馬さん、今回はよろしくお願いします。まずは、簡単なプロフィールを教えていただけますか。

よろしくお願いします。私は青森県青森市出身で、現在は長野県長野市で暮らしながら制作を行っています。国内のクラフトフェアやギャラリーでの展示会、海外では個展などを開催しています。詳細はInstagramで随時更新しているのでぜひご覧ください。

相馬さんがガラスの器を作ることになった理由を教えてください。

飾られるだけの作品よりも、日々手に取って使われる器を制作するほうが、私には合っていると感じたからです。

作品を作る工程の中で、好きな工程と理由を教えていただけますか。

最後に口元を整えるときです。全体のカタチや直線、曲線の流れがきれいにまとまったときはうれしくなります。

作品を作るにあたって、インプットは何かありますか?

自分のプライベートの時間を大切にして過ごすことです。作品を作る際のアウトプットには、プライベートの時間の存在が欠かせません。

屋号の「FUKU glassworks」は「吹くグラス」が由来だと伺いました。ガラス工芸の中でも、吹きガラスに魅力を感じたポイントは何ですか?

たくさんあるガラスの技法の中でも、吹きガラスは制作した翌日には、実際手に取って作品を確認できる点に魅力を感じました。

相馬さんは制作活動とともに実店舗の運営もされていますが、自らお店を構えるからこそ学べることや、作品づくりに生かされていることがあれば教えてください。

実店舗の「FUKU tenpo」では、私が実際に使ってみてよかった作家さんの作品、メーカーのアイテムを扱っています。

ギフトとしてのニーズが高い店舗ですが、お客様がどんなときに器をお求めになられるのか、どんなアイテムが手に取ってもらいやすいか、リピートでご購入いただくのはどのようなアイテムなのかなど、お客様と直接顔を合わせてリアルに知ることができます。

自分がいいと思って制作している器にも、お客様との会話で得たものを反映することがあるので、大切な創作の場の一つです。

相馬さんが器を作る上で、一番大事にしていることは何ですか?

日々使ってもらえる器になるように、ということです。

器にとって使い勝手のよさは大切です。「使うこと」には収納も含まれていると思うので、食器棚にしまうとき、重ねられるかどうかも大事な要素の一つかな、と。

最後に、実際に作品を手に取ったお客様に感じてほしいこと、使うときに見てほしいポイントなどがありましたら教えてください。

手に取ったときに「あの料理を盛りたいな」と、具体的にイメージしてもらえる器になればうれしいです。

ガラスの器というと「夏の涼」となることが多いものですが、私の不透明な器は手触りに温かみを感じられるよう制作しています。だから、夏だけでなく、秋冬にも使っていただきやすいのではないかと思います。

相馬佳織さん
Instagram:@fukuglassworks

相馬佳織さんの作品

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