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お茶のうつわ。02「アンティーク調で設る。」藤村佳澄/加藤かずみ

2024年01月05日

by 煎茶堂東京編集部

お茶は、お茶だけでは飲むことができない。お茶を抽出する器具や、飲むための器があって、ようやく口にすることが出来る。たまに、お茶請けがあるとまた違う世界がひらける。

今回は、古いものから現代ものまで、独自の愛用品を蒐集するfutabaさんに、煎茶堂東京オンラインにある茶道具や器を使ったお茶の時間を過ごしていただきました。

それぞれの品の魅力、他にどんなものと合わせたら素敵か。futabaさん目線で見た道具たちの様子をご紹介します。

手に馴染むティーポット。

小ぶりなサイズ感がとても好みなこちらは、藤村佳澄さん作の「ティーポット」。

ふっくらとしたフォルムと、マットで柔らかな質感が、優しい印象を与えます。持ち手部分にはしっかりと指が入り、持ちやすく作られていると思います。中の茶漉しも丁寧な仕事です。

白い陶器は茶葉が開く様子も確認しやすいところが良いですね。

滑らかな質感が気持ちいい。

カヌレ型を茶杯に…という、見立てのような愉しさを感じる器。こちらも藤村佳澄さん作。「カヌレ茶杯」です。

見た目の可愛さもさながら、口縁のカーブが口にぴたりとおさまり、非常に飲みやすい。小ぶりなサイズ感もちょうど良いです。煎茶や、少しだけコーヒーを飲みたい時にも手に取りやすい。

波のような形状は手の中にしっくりと馴染み、柔らかな質感の陶器はじんわりとした優しい温かさを手に伝えます。

アンティークにはない繊細さ

最後の品、加藤かずみさんの「デザートカップ(錆)」は、ヨーロッパのコンポティエのような形状。ですが、このように小ぶりで薄手、繊細なコンポティエはアンティークではなかなか見つからないので、日常に取り入れやすいのは嬉しいところです。

錆釉は控えめな金が美しく、どのような菓子を載せても似合いそう。器以外の使い方も楽しめる器だと思います。

アンティーク調で設る。

今回はカッティングボードやピューターのボウルなど、ヨーロッパアンティークを合わせてみました。

一見して洋の空気を感じる器ですが、凛としたその美しさは、黒の漆器などとも相性が良く感じます。ピューターなど金属との相性も良いです。

お茶は、甘みが感じられる「001 はるもえぎ」。低温で淹れると甘みが出るお茶です。

冬のおやつとしてスノーボールを合わせましたが、甘さ控えめの菓子と合わせると、お茶自体の甘みをより感じられそうです。

洋菓子、和菓子、どちらにも合わせやすいバランスのとれたお茶だと思います。開けたての茶葉を嗅いでみると、香りからもしっかりとした甘みを感じます。

いつまでもこの香りに包まれていたい…という幸せな気持ちにさせてくれる、お茶の時間でした。

今回使用した器

今回使用したお茶

futaba(ふたば)さん

InstagramやYoutubeで綴られる、静かながらも愛着のある品々や、食に関する投稿が人気。暮らしにまつわるvlogや、愛用品、日々暮らす中で思ったことを書き留める。Instagram:@lesmoules___

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