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ファッショナブルな花が揃う。表参道・ディリジェンスパーラー 部屋に飾りたい花 vol.013

2022年05月12日

by 煎茶堂東京編集部

「お茶を飲む空間を整える」。例えば茶道でも、客人へのおもてなしとして茶室内の掛け軸や器にこだわることがあります。自分の部屋を少しでも素敵にしたい時に、やっぱり手軽なのはお花を飾ること。

今回は、デザイナー、映像・写真のプロップスタイリストとして活動するYUMI KUROTANIさんがお気に入りのお花屋さんと、今部屋に飾りたいお花、そしてお花に合わせて飲みたいお茶をご紹介します。

表参道ヒルズ「ディリジェンスパーラー」

表参道ヒルズの地下に佇む「ディリジェンスパーラー」。花の美しさが引き立つパッケージが好きで、母の誕生日にここのブーケをプレゼントするのが恒例になっています。

フローリストの越智さんは予定が合わず不在だったのですが、イメージに寄り添いつつ一緒に考えてくれる物腰が柔らかい店員さんが担当してくれました。

今回お花と楽しむお茶は、複数の茶葉を掛け合わせて作られた、ネーミングは「027 CA278」。

これまでの和名と違ってアルファベットとナンバーを組み合わせたもの。お茶からインスピレーションをもらって、春と夏の様々な花を合わせて、どこの国にも属さないようなブーケを目指して組みました。

見たことのない花を忍ばせると、新鮮に感じて好きです。変わった蘭もあったら良さそう、と話すと裏から店員さんが探して出してくれました。

心地よさと違和感を行ったり来たりしながら、家の花器の写真も見せて全体のバランスをとりつつ、様々な花(エクメア、オンシジウム、モカラ、アスチルベ、クリスマスローズ、アンスリウム、アルストロメリア、芍薬、ほのかに青く染色されたレースフラワー)を購入しました。

バックの形状のクリアパッケージの中にファッショナブルな花々。それを持つ人々が表参道を歩く。この場所が街の景色を作っているようにも感じます。

お花とお茶を大切な器で。

自宅に戻り、お茶「027 CA278」を煎れ、ブーケをHAYの花器へ。この花器は、オブジェとしても部屋の雰囲気を変えるアクセントとなり、花を生ければより華やかになります。様々な花の香りと、ほのかに甘いお茶の香りが合わさり、香り豊かな空間となりました。

027 CA278」はフレッシュで爽やかな味わいで、春と夏の時期にぴったり。まろやかでちょうどいい渋みがあり、和洋様々なお菓子にも合いそうです。

茶杯は辻和美さんのファクトリーブランド「factory zoomer」のもの。ガラス面にカットとエナメルで植物や蝶が描かれていて、光を通すと植物のシルエットが影になります。

ディリジェンスパーラーの花は、ブーケとして買って、おうちに帰ってからひとつの花器に生けても、一輪ずつ分けて生けても美しくなります。

夕方、ふと思い立って、一輪ずつわけて生けました。
それぞれのシルエットが浮かび上がり、花自体の個性的な形をゆっくり眺めながら、またお茶を楽しみます。

休日の朝、お花を買って、大切な器でお茶を煎れる。特別なことはしていないけれど、ときめく愛おしい時間が流れます。

表参道ヒルズ「ディリジェンスパーラー」

所在地 〒150-0001
東京都渋谷区神宮前4丁目12−10
電話番号 03-6434-7826
営業時間 月-土 11:00-21:00(祝日の日曜日、連休最終日も同様)
日 11:00-20:00
URL https://diligenceparlour.jp

デザイナー・プロップスタイリスト
YUMI KUROTANIさん

多摩美術大学環境デザイン学科インテリアデザイン専攻卒業。在学中にフィンランドへ留学、アールト大学芸術デザイン学部ファニチャーデザイン・テキスタイルデザイン専攻。現在はVMD・ウィンドーディスプレーなどのデザイナーとして資生堂に在籍。その傍ら、映像や写真のプロップスタイリストとしても活動している。Instagram:@yumi.kurotani
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