部屋に飾りたい花。Vol.6 鮮やかな青紫色のリンドウ。銀座・こじま花屋

2021年10月28日

by 古川千鶴

煎茶堂東京・ティーコンシェルジュ 長野県生まれ。地元で就職したのち東京に上京、人生の半分は東京暮らし。 時間があれば美味しい物と気になる場所に出かけます。

私たちの暮らしの中には、様々な楽しみが存在しています。お茶を飲んでほっとするように、花や植物を愛でるのもそのひとつ。ちょっとした日常が潤う、私の「お花とお茶」についてお話します。

今回は、煎茶堂東京ティーコンシェルジュ・古川のお気に入りのお花屋さんと、今部屋に飾りたいお花、そして花のある空間で飲みたいお茶をご紹介します。

銀座  「こじま 花屋」
リンドウ (リンドウ科 / リンドウ属)

今回お花を買いに行ったのは、煎茶堂東京 銀座店からも近く銀座4丁目の「こじま 花屋」。数寄屋橋の交差点方面の並木通りにあるお花屋さんです。

ビルが立ち並ぶ路面店に、思わず見過ごしてしまいそうな、この場所の景観に沿ったシックな佇まい。銀座ならではの落ち着いた入り口に一歩踏み入れると、背の高い緑が生い茂る植物や、色とりどり、見た事のない形のお花たちが出迎えてくれました。

この場所に移転してきたのは二年ほど前。以前は先代のお父さまが50年ほど日比谷方面で店を構えていたのだとか。ビルの老朽化による建て替えと共に、この場所に移転してきたそうです。

快くブログの掲載を承諾してくださった店主の小島さん。とても気さくな方で、お話を聞いていくうちに、お花の事はもとよりご友人にお茶屋さんがいらっしゃる話を聞かせてくださいました。お茶とお花の話をしたい方は是非、足を運んでみてください。楽しいお話が聞けるかもしれませんよ。

すっかり話しも弾み、お花を選ぶのも忘れてしまうほど(笑)。そして小島さんには季節のお花、初心者でもお手入れしやすいお花を何本かおすすめしていただき、秋のお花「リンドウ」を選びました。

花言葉は 『勝利』『正義感』

秋に咲く花のひとつにリンドウがあります。世界各地で古くから薬草とされていたリンドウは、古代エジプト時代にもその記録が残っているのだとか。

主に根の部分が生薬にされ、その味が「竜の肝のように苦い」という理由から、中国では「竜胆」名付けられたそうです。やがて日本に伝わり「リョウタン」と呼ばれていたのがいつしか「リンドウ」となりました。

もともとは野生の花。寒さに強く、暑さには弱い植物です。日本でもほぼ全域に自生しているリンドウですが、この日お店で購入したリンドウは岩手県産のものでした。岩手県は生産・収穫量が日本一なのですが、日によって入荷の産地は変わるようです。

花の色は青・水色・紫・白・ピンクと様々。中には白い花弁に紫がストライプ状に乗る複色のものもあります。1輪に5〜6枚の花びらがつき、花穂を立ち上げ小さな花が連なって咲くのが特徴です。

リンドウの花言葉も「勝利」「正義感」「あなたの悲しみ寄り添う」…など。昔から薬草に利用され「病気に打ち勝つ」というイメージがあることから、これらの花言葉がついたのだとか。お見舞いや退院の時にはそっと、リンドウを花束に加えてみるのもいいですね。

お花と一緒にアップデート

購入したリンドウは1週間近く大きい花瓶に飾っていましたが、8日目頃からは小分けに剪定し、ショットグラスに飾ってみました。私の部屋の小さなでテーブルに置いても場所をとらずコンパクトにまとまって、いい感じ。

もとは背の高いリンドウ、小さくカットして器を変えて楽しむのもいいですね。リンドウと一緒に楽しむお茶は、鹿児島県産『034 ゆたかみどり』。煎茶堂東京では通年の茶葉として取り扱いがあります。
日に日に寒さが続き、温かいお茶でほっこりしたいと思う時、私は『034 ゆたかみどり』を高温で淹れて、香ばしい香りを楽しみながら整えます。

日常、何気なく過ごしていると季節感を忘れがちです。今年は数回「お花とお茶」の記事に携わる事で移り変わる季節を意識し、季節の花を楽しめている事に気づきました。

こじま 花屋

店名 こじま 花屋
お花の名前 リンドウ
価格 275円(税込)
販売時期 9月〜11月
住所 〒104-0061
東京都中央区銀座4-3-14 筑波ビル 1皆
電話番号 03-5579-5950
定休日 無休 
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