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とっておきのMYあんこ。vol.019 目黒ひいらぎの〈たいやき〉- 阪根俊維

2024年12月24日

by 編集部 煎茶堂東京

あの人が愛するあんこと、あんこの思い出エピソード。月に一度更新予定。3ヶ月ごとに“あんこラバー”が変わります。様々な人が、その人生で記憶に残るあんこのお話をご紹介します。

今月のあんこラバー
阪根俊維さん

あんこ屋ねるの屋号で活動する流しのあんこ職人。旅の果てに出会ったシングルオリジンの小豆であんを炊く。

目黒ひいらぎの〈たいやき〉

コロナ禍で、その当時勤めていた本職が暇になってしまった。空いた時間でフードデリバリーの仕事をしていた頃、白い息を吐きながらめいっぱいに自転車を漕ぎ、今日はもう帰ろうと顔を上げた時に偶然見つけたお店が「目黒ひいらぎ」だ。

店の奥で職人さんがまさに今たいやきを焼いている姿が、お客さんの並びと暖簾越しにチラッと見えた。誘われる様に列に加わり店内を眺めていると、壁にお店のこだわりが掲げられていて、むくむくと期待が高まっていく。たいやきを一つ注文。ほかほかのたいやきを家に持ち帰るまで待てず、外で一口頬張った。

生地は薄皮でパリッと香ばしく、たっぷりと包まれたあんこの豊かな小豆の風味が口に広がっていく。

あったかいあんこって幸せ〜。

思わず笑みがこぼれ、心と体が温まるあんこだった。

このあんこ菓子に合いそうなお茶

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