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とっておきのMYあんこ。vol.016 天音の〈たい焼き〉- 稲川由華

2024年09月30日

by 煎茶堂東京編集部

あの人が愛するあんこと、あんこの思い出エピソード。月に一度更新予定。3ヶ月ごとに“あんこラバー”が変わります。様々な人が、その人生で記憶に残るあんこのお話をご紹介します。

今月のあんこラバー
稲川由華さん

漢方養生指導士。おもむくままに「生きること」という問いを土台にして表現をするひと。

天音の〈たい焼き〉

吉祥寺へ歩いて行けるところに住んでいた頃。生活のすべてをまかなえるので、お休みの日のおでかけといったら吉祥寺が定番になった。夫は東京出身で地元が近いため、吉祥寺のことはなんでも知っている。その中で、教えてもらって一番嬉しかったところが〈天音〉だった。

甘いあんこがたくさん食べられない私でもするすると食べられるし、羽根はさくさくで食感のコントラストにそそられた。なんといっても生地がおいしくて安心できるし、すべてのバランスが絶妙である。私の勝手な感覚でいうと、「菓子を食べる」というより「食事」に近い。それほど満足感を与えてくれる。

「ちょっと小腹空いたけど、なにを食べたらいいかわからない」という時は、〈天音〉一択!

このあんこ菓子に合いそうなお茶

Photo:山田薫

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