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お菓子とお茶|明治時代から愛される芝神明榮太樓「江の嶋最中」と爽やかな「029 めいりょく」

2022年05月16日

by 煎茶堂東京編集部

おいしいお茶を淹れると、お茶菓子が欲しくなる。おいしそうなお菓子を見つけると、どんなお茶を淹れようか想像してしまう。煎茶堂東京のお茶と過ごす日々の中で、ついつい誰かに教えたくなるペアリング菓子をご紹介します。

今回は、無類のお菓子好きなtomoさんが、明治から続く変わらないお菓子について教えてくれました。

芝神明榮太樓の「江の嶋最中」

潮干狩りのシーズンになると思い出すお菓子。貝の形が愛らしい「江の嶋最中」です。
帆立や牡蠣、はまぐりなどの貝殻を形取った最中にそれぞれ違う味の餡が詰まっています。

お店は芝大神宮近くに店を構える「芝神明榮太樓」。東京・日本橋の榮太樓總本鋪からののれん分けされた明治18年から続く老舗のお店です。お店の包み紙が可愛くて、包みをほどく時間も楽しい。

明治35年に考案されて以来の看板商品「江の嶋最中」(1個124円・税込)は、販売当時から変わらない形で作り続けているそう。

この形が明治時代からずっと愛されているのは、普遍的な自然の形だからかもしれません。

あわびには粒あん、赤貝にはごま餡、ほたてにはこし餡、はまぐりにはゆず餡、牡蠣には白あん。どの餡も滑らかで存在感のある甘さ。

しっかりと焼かれた香ばしい最中の皮で、袋を開けると皮の香ばしい香りが広がります。購入してすぐは皮の香ばしさ、数日経つと皮と餡が一体したしっとり感のある美味しさが楽しめます。

『金色夜叉』などで知られる尾崎紅葉が名付け親というエピソードもお聞きし、歴史ある最中がますます美味しく感じられる気がしました。

新緑の季節に、爽やかに香る「029 めいりょく」と

今回合わせたお茶は『029 めいりょく』。一煎目から爽やかに香り、最中の皮と餡と合わせると、まろやかな味わいに変化する感じがします。あんことお茶、やっぱり王道の組み合わせで、緑茶のおいしさを改めて感じられました。

お茶を茶碗に落とした時に広がる緑色がとても鮮やかで、目でも香りでも楽しめるお茶ですね。

気づけば5月。お出かけが楽しくなる季節がやってきました。お茶にあうお菓子を探しに出かけるのが楽しみです。

芝神明榮太樓「江の嶋最中」

価格 1つ 124円(税込)
販売期間 通年
販売場所 〒105-0012
東京都港区芝大門1-4-14
電話番号 03-3431-2211
営業時間 平日 9:00-19:00
土曜日 9:00-14:00
毎週日曜日・祝日定休

※2022年4月時点での情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。
URL http://www.shiba-eitaro.com/index.html

tomoさん

喫茶店やカフェ巡りが趣味。インスタグラムに投稿する「日々のおやつの備忘録」が大人気。Instagram:@oyatsu_129