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「粗揉」茶ことば大辞典 The Dictionary of Tea Terminology #5

2025年03月26日

by 編集部 煎茶堂東京

「粗揉」

粗揉(名)そ・じゅう

粗揉は、この後に控えている揉捻(じゅうねん)の準備段階と言える工程です。葉に熱風をかけながら回転させることで、水分を蒸発しながら乾燥させ、揉んで葉の表面を傷つけ、細胞を破壊します。

イラストは粗揉機の中の様子。

上から熱風を当て、揉み手と葉ざらいで回転させながら揉み込んでいきます。葉の状態によって、熱風量や回転数を調整しながらバランスよく粗揉するのがポイント。葉を柔らかくしながら水分を均一に排出させ、次の工程である揉捻がしやすい状態に整えます。

機械の動きは、茶葉が針のように美しい『022 かなやみどり』の柚木喜彦(ゆうきよしひこ)さんの工房の様子で垣間見ることができます。ぜひ併せてご覧ください。

イラスト=葛原美晴

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