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「煎茶・緑茶」茶ことば大辞典 The Dictionary of Tea Terminology #1

2024年11月28日

by 編集部 煎茶堂東京

「煎茶・緑茶」

緑茶(名)りょく・ちゃ

❶茶の若葉を摘んで蒸し、焙炉の上でもみながら、葉の緑色を損なわないように乾燥させた茶。玉露・煎茶・抹茶など。

煎茶(名)せん・ちゃ

❶緑茶の一種。茶葉の新芽を製したもの。❷葉茶を煎じて飲むこと。また、その煎じ出した茶

出典:小学館 大辞泉より

煎茶と緑茶の言葉の違いは? と聞かれたら、「意外と説明できない……」という方は少なくないのではないでしょうか。

まず、緑茶は広義で日本の茶の総称を指します。文字通り「緑色のお茶」という意味も含まれますが、厳密に言えば緑茶とは発酵していないお茶(不発酵茶)のこと。そのため、煎茶も緑茶に分類されますが、緑茶には他にも玉露、抹茶、番茶などさまざまな種類があります。

煎茶は、爽やかで軽やかな風味と適度な渋みが特徴です。収穫のタイミングや製法によって、香りや味わいが異なり、日常的に飲まれるお茶です。つまり、緑茶は茶の大分類で、煎茶はその中の一種ということなのです。

ちなみに「日本茶」は日本で作られたお茶を指す言葉。例えば日本で作られた紅茶も、日本産の茶葉で作るほうじ茶も、定義上は日本茶ということになります。

イラスト=葛原美晴