
優しい色の器には、優しい味付けの料理が似合う。作山窯「宙 浅ボウル」
2022年03月18日

by 神まどか
煎茶堂東京・東京茶寮/デザイナー 青森県生まれ。最近の趣味は中国茶と茶道具収集です。
食器を単なる道具として扱うのではなく、器で広がる暮らしの楽しみ方を提案している「作山窯(さくざんがま)」。
今回は、そんな作山窯がつくる「宙 浅ボウル」についてご紹介。器の魅力や使った際のイメージをご紹介します。
販売開始:2022年3月23日(水)11時
作山窯について
作山窯「宙 浅ボウル」
一見、不思議な模様に見える、「宙 浅ボウル」。
これは、釉薬の反応によって複雑な表情が生み出されたもの。和の食材が合いそうにも見えますが、意外と洋のしつらえとも相性がいい。
その理由は、作山窯のデザインを全て行う髙井宣泰さんが話す「料理がのって完成する器」にあるのでしょう。
それはすべて高井さんの脳内で生み出されているもの。
私たちは、それを器自体の圧倒的な使いやすさ以上に、作山窯の一番の魅力だと感じています。
サイズは、SとMの2サイズ展開。Mはもちろんメインや丼などにも使えて、この大きさなら細かいお菓子を入れておくのにもいいかも。
フードスタイリストの鈴木愛さんには、ちょっと洋風なお料理を盛っていただきました。
「全体的に白っぽいけど、緑やベージュっぽいニュアンスもあるので、洋のものも合うと思います。
玉ねぎをまるごとコンソメスープで煮込んで、柔らかいベーコンを添えました。どちらの食材も優しい色合いなので器にぴったりです」(フードスタイリスト鈴木愛)
Sは副菜を盛るのにもいいし、取り皿としても万能です。深さがあるので汁気のあるものでも、そうでないものでもドンと受け止めてくれる。
こちらには、和のお料理を作ってもらいました。アスパラガスとはまぐりの酒蒸し。はまぐりから染み出した“お出汁”が、とってもいい香り。
季節の彩りよい野菜を一緒に入れてあげるだけで、こんなにカラフルに感じるから不思議です。
器自体の色合いが優しいときには、味わいも同じように優しいものがしっくり馴染みます。和も洋も、きっと中華も盛り付けられる。優しい味付けのものをチョイスして、ぜひ食卓に並べてみてくださいね。
販売開始:2022年3月23日(水)11時
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