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わたしの茶道具「友人たちの手で作られた茶道具と、自分で製茶したお茶で設えるお茶時間」ジュエリーデザイナー/川勝慶子さん

2021年06月04日

by 神まどか

お茶のある暮らしを楽しむうちについ増えてしまう茶道具たち。でもお気に入りの逸品があると、お茶はもっと楽しくなる。センスのよいあの人が、そんな愉悦にどっぷりつかってしまった茶道具をご紹介。

ジュエリーブランド「Lump」デザイナー・川勝慶子さんの茶道具は、ご友人に作ってもらったという、手仕事の味わいを感じる茶道具たちです。

友人たちの手で作られた茶道具と
自分で製茶したお茶で
設えるお茶時間

私は京都市内の少し北部に住んでいるのですが、この一帯には茶の木が山に自生していたり、茶の木を生垣にしたお宅が残っています。

昨年、中国茶の堀口一子先生に製茶を習ったのがきっかけで、近隣の自然に生えているお茶を摘んでは製茶することに目覚めてしまい今の時期は毎日のようにお茶と触れ合う日々です。

茶園で丁寧に育てられたお茶とはまた違う、野生的で、そのままの自然な美味しさにすっかり魅了され、お茶から大きな喜びと感動をもらう毎日を過ごしています。

そんな私のお茶の時間の設えは、滋賀県・蓬莱で暮らす清水志郎さん、清水やえさん夫妻のつくる茶道具です。

志郎さんはご自身で掘った土で作品を作られています。蓋碗は、どんなお茶を飲むにも扱いやすく、また洗いやすいのでとても気に入っております。

茶碗はやえさんにお願いして作っていただいたものです。茶を注ぐものをご主人である志郎さん、それを受け止める杯を奥様のやえさんに作って頂きたくて、お願いをしました。

下に引いたマットは、カナダに住む、友人のAmandaさんに織ってもらったものです。

お茶は、煎茶以外に烏龍茶や紅茶を作って飲んでいます。同じ茶葉からこんなにも香りや味の個性の異なるものができることにただだた感動する日々です。友人たちの手によって作られた茶道具で、今日もお茶をいただこうと思います。

Lump デザイナー
川勝慶子さん

京都府在住。「毎朝 顔を洗って歯をみがくように 手をのばし 身につける」。その人の持つ本質的な美しさに寄り添うジュエリーを、受注メインで“必要な分だけ”制作するジュエリーデザイナー。Instagram:@lump_life_jewelry

堀口一子先生が作られた烏龍茶をインスピレーションに作られたピアス“Oolong tea pierces”。

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