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【私の茶道具】遠藤岳さんの抹茶碗 - 修復家 河井菜摘

2024年10月30日

by 編集部 煎茶堂東京

お茶のある暮らしを楽しむうちについ増えてしまう茶道具たち。でもお気に入りの逸品があると、お茶はもっと楽しくなる。センスのよいあの人が、そんな愉悦にどっぷりつかってしまった茶道具をご紹介。

遠藤岳さんの抹茶碗-修復家 河井菜摘

午前の仕事を切り上げ、お昼を食べ少し休憩して、さあ仕事に戻ろうというとき、抹茶を点てることがある。食後のコーヒーもホッとしていいけど、お抹茶はきゅっと気持ちを引き締めてオンモードにしてくれる感じ。自分で飲む分なら、お作法も気にせずになんとも気楽に点てられる。

遠藤岳さんのラウンドカップは、いろんな使い方を想定したうつわなのだろうけど、もっぱらお抹茶を点てるのに愛用している。

口縁まですっとした薄さで手にするたびに少し緊張感があるのも、いい仕事にふれているようで背筋が伸びる。気楽に点ててるつもりでも、お抹茶を点てる行為はやはり少し特別なのかもしれない。

修復家 / 河井菜摘

日用品から骨董品までを修復する、金継ぎや漆、共直しを主軸とした修復専門家。鳥取・京都・東京で「漆と金継ぎ教室」を開きながら、 3拠点生活を送っている。

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