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【私の茶道具】懐の深い片口 - inagawa yakuzen 稲川由華

2024年08月27日

by 煎茶堂東京編集部

お茶のある暮らしを楽しむうちについ増えてしまう茶道具たち。でもお気に入りの逸品があると、お茶はもっと楽しくなる。センスのよいあの人が、そんな愉悦にどっぷりつかってしまった茶道具をご紹介。

懐の深い片口

日々、酒器の片口を使ってお茶を淹れています。

面倒くさがりでがさつな私は「ざっとお茶を淹れる」方が性に合っていて、そんな淹れ方には片口がしっくりきたのでした。蒸らしたいときにはふきんをのせて。

茶といえば急須ですが、小さい蓋がどうしても持て余す存在で、コロコロとどこかに転がしてしまいます。片口は、身一つですべてがまかなえる大胆さかつ堂々とした出で立ちが魅力的で、タフに扱える。お姿も美しい。お茶を淹れるだけではなく、湯冷ましにも使えますし、本来の用途である酒器でも。日々を支えるありがたいもの。

この片口は、京都にある〈草星〉という器を取り扱っているお店で購入。伺うと必ずひとつはお迎えしてしまうくらい、たくさん素敵な器が揃っています。

inagawa yakuzen / 稲川由華

おもむくままに「生きること」という問いを土台にして表現をするひと/漢方養生指導士

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