
滋賀県草津市の静かな里山に位置する、淡海(おうみ)陶芸研究所。父の山元義宣さんと息子の山元一真さんの二代の陶芸家が、草津焼を制作する窯元です。
草津焼は、「瀬田シルト」という昔ながらの粘土を原料に作られています。鉄分を多く含む土から作られる草津焼は、軽量なうえ、硬質で丈夫。電子レンジも使用できるため、日常的に気軽に使える陶器です。また水分を通しづらく、入れたものの匂いが移りづらいというのも特徴です。
淡海陶芸研究所の草津焼の作品から、白泥(はくでい)と呼ばれるシリーズの「白泥片口」をご紹介します。
「白泥片口」
今回紹介する器は、やわらかな発色と質感が特徴的な白泥という技法で仕上げられています。
淡海陶芸研究所では、ろくろで成形した器をベースに、鉄分を取り除いた独自の配合の泥を上掛けし、さらに透明の釉薬でコーティングした三層構造で器を作っています。下地がところどころ浮き上がって、土のやさしさと力強さが感じられる雰囲気に。白磁にはない独特の風合いが魅力です。
水切れがよく、あらゆるシーンで使いやすい定番の片口酒器。約2合の容量です。どこか生命感を感じさせるフォルムは、使用するたびに愛着がわいてくるような魅力があります。表面にある小さな窪みは、手に持った際に滑らないように指どめの役割を果たしてくれます。まるでえくぼのような、愛らしいアクセントが印象的です。
淡海陶芸研究所のある草津市、丘陵一体では7世紀から8世紀前半まで須恵器が焼かれていました。その遺構からは、水がめなど生活の器たちが出土しているそうです。
そんな歴史ある土地に、草津焼は1985年に開窯し、1997年には市の指定ブランド(第1期)、2019年に「草津ブランド」の指定を受けた新しい焼き物です。
これから草津の伝統文化として、深く土地に根付いていく、さらに後世に残っていくような器を、淡海陶芸研究所は愛着を持って作り続けています。
淡海陶芸研究所の作品一覧
作り手のことば
「草津焼が、草津に興味を持つきっかけになればいい」淡海陶芸研究所 陶芸家・山元一真さんインタビュー
山元一真さん、今回はよろしくお願いします。まずは、簡単なプロフィールを教えていただけますか。
よろしくお願いします。私は、滋賀県草津市にある淡海陶芸研究所の二代目にあたります。
私の父・山元義宣が1985年に開窯(かいよう)し、地元の泥土を使った「草津焼」を制作する窯元として活動してきました。草津焼は、地域産業活性化やブランディングの一環として草津市が定める「草津ブランド」15品目の1つに指定されています。
信楽焼の生産地として有名な滋賀県ですが、「草津焼」というのはどういった特徴をもつ陶器なのでしょうか?
まず、ブランドとしての草津焼は比較的新しいものですが、この地では過去に焼き物が生産されていました。
7世紀後半頃、大津京※が都だった時代には、当地で須恵器(すえき)が焼かれていたという記録が残っています。いわば国家事業のようなもので、国庁に納めるための食器や硯(すずり)などを制作していたようです。
現代の私たちが作る草津焼も、当時の土の特徴を引き継いでいます。硬質で水を通さない性質のため、電子レンジでも使用できる頑丈な陶器です。
※大津京:667年、中大兄皇子(なかのおおえのおうじ:後の天智天皇)によって遷都された都。壬申の乱が起こる672年までの5年間、都として栄えた。
山元さんが思う、器を作るにあたって一番大事なことは何でしょうか?
器の使い手とのコミュニケーションとでも言いましょうか…。どのように持たれ、どのように口に触れ、どのように使う人の暮らしの中にあるか、という想像を突き詰めていくことが、最も大事なことだと思っています。
器は、生活の中で使われることによって、価値が生まれるものですから。
お買い物前に
・器には、釉薬であるガラスと土の収縮の違いによって、貫入と呼ばれるひび割れが入っています。使ってゆくうちに茶渋などが染み込み、風合いの変化を楽しんで頂けるのが粉引きの特徴です。
・器をお使いの前に軽く水にさらして頂くとあらかじめ貫入に水分が入り、食材の染みが付きにくくなります。
・器の使用後は、通気の良い場所に保管してください。
・ひとつひとつ、手作業で型から形を起こしています。釉薬の加減や色合い、大きさなど全て同じものではございません。それぞれの表情をお楽しみください。
・同じものを複数個ご購入いただいた場合でも、サイズや釉薬が完全に揃わないことがございます。特に形は手で作られているものですので、ご了承くださいませ。釉薬に関しては、釉薬は自然物を使用しています。また、窯の中で変化する温度によって、釉薬の色が変化する場合がございます。工業品とは異なる性質のものですので、ご理解の上ご購入いただきますようお願い申し上げます。
・表面に茶色の点(黒点)がある場合がございますが、釉薬と陶土の特性によるもので、仕様には問題ございません。不良品ではございませんのでご了承ください。
・お使いになった後の汚れは早めに落とし、よく乾かしてから保管をしてください。
・重ねる時は薄紙を一枚間に挟む優しさでキズがつきません。
・底面処理をしておりますが、もし裏返してざらざらしていたら、目の細かい紙ヤスリで軽くこすりなめらかにしておくのをおすすめいたします。
・この商品は目止めの処理が完了しております。ご購入後に目止め処理を行なっていただく必要はございません。
・イメージが異なるなどお客様都合での返品は受けつけておりません。
避けてほしいこと
・研磨剤・研磨剤入りの洗剤・クレンザー・金属たわし等のご使用。
(強くこすると表面に傷がつくことがありますので、ご使用は避け、柔らかいスポンジで洗ってください。)
・冷蔵庫から取り出した直後の電子レンジのご使用。
(ヒビや割れが生じる恐れがありますのでお避けください。)
・ひびや亀裂が入った時のご使用。
・テーブルがキズつく事がありますので器を引きずらないようにお気をつけください。
・作品によっては、釉薬の違いで長時間水につけておくと、シミになることがあります。長時間の放置はお控えいただくことをお勧めします。
商品仕様
原産国・地域 | 滋賀県草津市 |
容量 | 約130ml |
仕様・混率 | 陶器(粉引) |
重量 | 約195g |
外寸(縦) | 約100mm |
外寸(横) | 約156mm |
外寸(高さ) | 約66mm |
食洗機使用可否 | 不可 |
電子レンジ・オーブン使用可否 | 電子レンジ:可 オーブン:不可 |
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お買い物ガイド
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現在、オンラインストアでは年末年始の時期に限り、ギフトボックス【大】については、「御歳暮」「御年賀」のみ熨斗のご対応が可能です。恐れ入りますが、名入れのご対応はいたしかねますので、ご了承ください。※ギフトボックス【小】の熨斗は現在ご対応できません。
久しぶりに大好物のドライいちじくをいただきました。いちじく本来のほんのり甘い品のいいお味が凝縮されていて、噛めば噛むほど口のなかに甘みが広がります。程よい柔らかさと粒々食感も最高です。今回は「はるもえぎ」と共にいただきました。
昨年、賞味期限前の値引きの時に購入しました。美味しかったので再購入。少しお高いですが非常に美味しく、緑茶と合わせると最高です。ケーキより糖分が少なく、タンパク質が取れるのも良いと思います。
私は毎朝、起床時に緑茶を飲むのが習慣になっています。当初は緑茶が飲めればそれでよかったのですが、見た目や雰囲気も含めてお茶の時間を楽しみたいと考えるようになり、素敵だなと思える茶器を探していました。そんな中、この急須を見つけました。
約180mlのお湯が入る容量があり、1人でコップ1杯分飲むのにちょうどいい大きさです。2杯目、3杯目を2人で分け合ってもいいし、同じデザイナーさんの小さな湯呑みなら60mlを3人分に分けて振る舞えます。
大きすぎず、小さすぎず、程よくミニマムな大きさが私の用途にぴったりでした。また、見た目はシンプルで美しく、手触りも良いです。お気に入りの急須です。
華やかさと爽やかさを兼ね備えた甘みのあるお茶。これだけで満足感があり、気分転換したい時などにチョイスしています。
お茶請けを用意するなら洋菓子にも合わせやすく、紅茶やコーヒーはちょっと重い…という時にも。
特に柑橘系など、香りの良いお菓子と合わせるとお互いが引き立つのでおすすめです
お店で頂いた香駿の冷茶が素晴らしく美味しく、茶葉によってこれほどまでに違うのかと、私の中での新たな扉が開いたお茶でした。
あの香りが忘れられないのですが、茶葉の量か、水なのか、自分で淹れるとなかなかあの美味しさにたどり着けずにいます。
通年販売のお茶ということもあり、ほぼ1年を通して楽しんでいます。
お茶だけでも美味しいですが、甘味とも塩味どんなお茶請けとも相性が良いです。
餡子系などの和菓子の美味しさを引き立て、バター系などの洋菓子にも負けない存在感。
にこまる玄米とも相性が良いのでおすすめです。
人を選ばないバランスの良さがあり、それでいて誰に出しても「美味しい!どこのお茶?」ときかれる確かさから、誰かに緑茶をおすすめしたり、贈る際にはこの茶葉からというひと品です。
コロンぽてっと、触り心地が良くて、丁度良いサイズの塩壺でした。少し黄味かかったベージュのお色にホッコリ癒されます。可愛さ満点のお品ですが、シンプルなデザインの為、どんなキッチンにも馴染んでくれるのではないでしょうか。私は出しっぱなしにして、ずーっと使い続けていきたいです。
こういったサブスクリプションの良い点は、お茶の選択に自分の意思が介在しないところだと思います。自分で茶葉を選ぶと同じような傾向になってしまいがちですが、普段自分では選ばないであろうお茶に自動的に出会えるのは、幅広く経験したい人には最適です。量と価格もちょうど良いです。
毎月届くお茶は、普段慌しく生活している私に、癒しの時間を与えてくれます。様々な香りや味に出会えるこのシステムも気に入っています。もし、聞いていただけるなら、煎茶のみのコースも作っていただけると有り難いです。煎茶の奥深さに気づけたのがこのサイトからだったので、今のコースに合わせて、煎茶のみのコースを作っていただけることをのぞみます。
お茶の風味とペアリングで季節を感じられ、冊子を読みながらほっとひと息つけるのが癒しになっています。TOKYO TEA JOURNALのおかげでこういう時間を自然と作れるようになりました。
昔、ここのお茶を頼んでて、辞めちゃったんですけど、やっぱり、また、ここのお茶が、恋しくなり、頼みたくなるくらい、美味しいんですよね。色々なお茶が、飲めるのが、いいんですよ。
記載されているように液だれはなく、気にせず安心して飲み物を頂けます。また通常の持ち手と比べ角張っているからか滑りずらく持ちやすいです。
濱岡さんの作品はどれも使いやすく、長く愛用できる品々ばかりです。
ちゃんとした茶器を使った事はなかったのですが、見よう見まねで冷茶を入れたピッチャーと茶杯を用意して毎日いただいてます。
茶杯は5、6口程の量なんですが、茶杯には氷を入れず、常にピッチャーで程よく冷えたものをいただけるので、じっくりとお茶を味を楽しめ、また素敵な雰囲気も味わえて、とても満足しています。
高橋さんのグラスは、円やかという表現が正しいのでしょうか、薄すぎも厚すぎもない絶妙な厚さと相まって、ガラスなのに持った感じや、口の当たるところに角というか硬さを感じない不思議な趣きがあるんですよね。とても気に入っています。
大きさも使いやすく、可愛くてなんと言っても素材感が好きです。焼き物などは写真と届いたときで印象が違う事もありますが、イメージ通りでした。形もカワイイので色々活躍しそうです・
白桃烏龍茶 翠玉を何度もリピート買いしています、すっきりした味わいで夏に適したお茶ですが、秋になっても美味しいものは美味しいのでしょう。秋の味わいも確かめようと思っています。
購入する際、どれにするか迷わなくていいので
とても嬉しいです
最近忙しくお茶を楽しむ時間が取れませんが
又、購入したく思います。
一度 美味しいお茶見つけ検索しましたら完売となっていました。
気づいた時には売り切れで買えなかったので再販を楽しみにしていました。
一緒に販売されている茶そばやお茶のそうめんの薬味に使いました。
海苔が手で千切ったような大きめのサイズで、風味豊かに感じます。
パッケージに使用例がイラストで記載されている所も良いなと思いました。
美味しかったので友人にお裾分けしたところ、とても喜んでいただけました。
炭酸でお茶を淹れるなんて頭に無かった。本当、目からウロコでした!さっそくオススメの淹れ方で飲んでみると新発見!!今まで生きてきた中でやってみたことがなかったので新鮮過ぎて、生きる楽しみが増えました!