
10代の頃にシルバーアクセサリーや革製品をつくる楽しさに触れ、それから就職して働き始めてもハンドメイド作品の制作を続けていたという、カトラリー作家の樫原ヒロ(かしはら・ひろ)さん。
「ケーキを食べるような小さめのフォークがほしい」という奥さまの一言がキッカケとなり、カトラリー作家の道へ。現在は、香川県高松市で「コノヒノ道具店」を立ち上げ、国内外のお客さまやショップに向けて活動中です。
そんな樫原さんの作品の取り扱いが、このたび始まります。今回は、「ジュテ」シリーズから「フォーク」をご紹介。
神秘的なフォルムの「フォーク」
「ジュテ」とは、バレエダンサーが片足を横に蹴って飛ぶジャンプのこと。軽やかな跳躍と、空中で止まったかのように見える、「動と静」が美しい動きです。ここからインスピレーションを得て、作品に落とし込んだのが樫原さんの「jeté (ジュテ)」シリーズ。それぞれの先端がバレエダンサーの躍動感を表現しているように見えますね。
今回、煎茶堂東京で扱うのは「洋白」でつくられたものになります。「洋白」とは、ニッケルシルバーとも呼ばれる金属で、銅と亜鉛とニッケルから構成される銀白色の合金のこと。銀と違い、口に含んだときに嫌な金属臭がしないため、料理本来の味を楽しむことができます。そのうえ、光沢や色が銀にとてもよく似ていて、パッと見ただけでは見分けるのが困難なのです。
樫原さんの「洋白」は、アンティークのような重厚感があります。その理由は、あえて表面を焼いたり、燻すことで現れる、寂(さ)びた風合いにあります。ほんのりと赤みがかった深みのある色は、クラシカルな魅力に溢れているためシンプルな器とも相性がいいのです。
細くくびれたフォルムが美しい「フォーク」。アンティークのような風合いとも合わさり、ギリシャ神話を題材にした絵画作品に描かれる槍のような、神秘的な存在感を放っています。
先がくびれて外側に向いていることで、パスタをくるくると巻きやすくなっていますが、爪先は真っ直ぐなので、野菜やくだものなどをしっかりととらえることができます。見た目の美しさだけでなく、心地よい使用感があるため日常的に手に取ってしまいそうです。
テーブルに置いてあるだけで特別感があり、持てばたちまちエレガントに魅せてくれます。「料理は絵の具、器はキャンバス、カトラリーは額縁」と考える樫原さんの美学が感じられます。
ディティールまでこだわり、道具としての使いやすさも計算された上での「美」。使うことでできる傷や色ムラさえも美しさの一部になります。ぜひ揃えて、食卓という絵画を完成させてみませんか。
樫原ヒロさんの作品一覧
作り手のことば
「カトラリーは、料理という絵を引き立たせ支える額縁」カトラリー作家・樫原ヒロさんインタビュー
カトラリーを作ることになったきっかけを教えていただけますか。
きっかけは、器の収集などが趣味だった妻の誕生日プレゼントを自分で作ったことでした。妻が「ケーキを食べるような小さめのフォークが欲しい」と言っていたので、当時制作していたアクセサリーの材料で作りました。
実際に作ってみると、デザインの奥深さや道具としてのあり方に強く惹かれました。カトラリーは、食卓の脇役的な存在ですが、食事のときになくてはならないものであり、直接食べ物を口に運ぶ食器でもあります。そんな控えめで、縁の下の力持ちのような存在に惹かれたのです。
私は、いつも料理を絵(絵の具)、器をキャンバス、カトラリーを額縁と表現しています。カトラリーは「絵であるところの料理を引き立たせ、支えるための大切な道具」という思いで、1つ1つの作品を制作しています。
作品についてもお話を聞かせてください。今回、煎茶堂東京でお取り扱いするカトラリーには「洋白」が用いられています。樫原さんが思う、洋白ならではの魅力とは何でしょうか。
洋白の一番の魅力は、表面の古びた風合いと経年変化です。
もとは銀色の光沢ある美しい金属なのですが、私の作品では、あえて表面を火で焼いたり燻(いぶ)したりすることで、寂(さ)びた風合いを出しています。
洋白には銅が含まれるので、ただ黒ずむだけでなく、少し赤みがかった感じになります。それによって色に深みやムラが生まれ、本当に長い時間を経てきたかのような独特の風合いを出してくれるのです。
作品を作る上で一番大事にしていることは何ですか?
カトラリーは美術品ではなく、あくまでも生活の道具です。使うときの持ちやすさや口当たりなど、道具としての使いごこちの良さは大切にしています。
お買い物前に
・ひとつひとつ、手作業で形を起こしています。全て同じものではございません。それぞれの表情をお楽しみください。
・洋白は水分や酸に弱く、表面の色合いが変わりやすい金属です。
食品や水分が食器についたままにならないよう、お使いの後はすぐに水洗いしてください。
・早く乾くように立てて乾かすか、クロス(柔らかい布)で水分を拭き取って保管してください。
・お使いになった後の汚れは早めに落とし、よく乾かしてから保管をしてください。
・イメージが異なるなどお客様都合での返品は受けつけておりません。
避けてほしいこと
・研磨剤・研磨剤入りの洗剤・クレンザー・金属たわし等のご使用。(強くこすると表面に傷がつくことがありますので、ご使用は避け、柔らかいスポンジで洗ってください。)
・特に柑橘類や酸性の強い食品、紅茶などの金属を変色させる食品でお使いの際はご注意ください。
・ひびや亀裂が入った時のご使用。
商品仕様
原産国・地域 | 香川県高松市 |
仕様・混率 | 洋白 |
重量 | 約21g |
外寸(縦) | 約195mm |
外寸(横) | (持ち手~フォーク幅広部分)約6mm ~約18mm |
外寸(高さ) | 約2mm |
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お買い物ガイド
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待ちに待ったティーポットを購入する事が出来ました。
早速お茶を淹れてみました。
とても美味しく淹れる事ができました。
素敵なティーポットで大変気に入りました。
お茶好きの友人へのプレゼントで購入しました。
見た目の美しさはもちろん大きさもちょうどよくとても喜んでもらえました。
1日のなかで素敵なティータイムを過ごしてもらえそうです。
久しぶりに大好物のドライいちじくをいただきました。いちじく本来のほんのり甘い品のいいお味が凝縮されていて、噛めば噛むほど口のなかに甘みが広がります。程よい柔らかさと粒々食感も最高です。今回は「はるもえぎ」と共にいただきました。
昨年、賞味期限前の値引きの時に購入しました。美味しかったので再購入。少しお高いですが非常に美味しく、緑茶と合わせると最高です。ケーキより糖分が少なく、タンパク質が取れるのも良いと思います。
私は毎朝、起床時に緑茶を飲むのが習慣になっています。当初は緑茶が飲めればそれでよかったのですが、見た目や雰囲気も含めてお茶の時間を楽しみたいと考えるようになり、素敵だなと思える茶器を探していました。そんな中、この急須を見つけました。
約180mlのお湯が入る容量があり、1人でコップ1杯分飲むのにちょうどいい大きさです。2杯目、3杯目を2人で分け合ってもいいし、同じデザイナーさんの小さな湯呑みなら60mlを3人分に分けて振る舞えます。
大きすぎず、小さすぎず、程よくミニマムな大きさが私の用途にぴったりでした。また、見た目はシンプルで美しく、手触りも良いです。お気に入りの急須です。
華やかさと爽やかさを兼ね備えた甘みのあるお茶。これだけで満足感があり、気分転換したい時などにチョイスしています。
お茶請けを用意するなら洋菓子にも合わせやすく、紅茶やコーヒーはちょっと重い…という時にも。
特に柑橘系など、香りの良いお菓子と合わせるとお互いが引き立つのでおすすめです
お店で頂いた香駿の冷茶が素晴らしく美味しく、茶葉によってこれほどまでに違うのかと、私の中での新たな扉が開いたお茶でした。
あの香りが忘れられないのですが、茶葉の量か、水なのか、自分で淹れるとなかなかあの美味しさにたどり着けずにいます。
通年販売のお茶ということもあり、ほぼ1年を通して楽しんでいます。
お茶だけでも美味しいですが、甘味とも塩味どんなお茶請けとも相性が良いです。
餡子系などの和菓子の美味しさを引き立て、バター系などの洋菓子にも負けない存在感。
にこまる玄米とも相性が良いのでおすすめです。
人を選ばないバランスの良さがあり、それでいて誰に出しても「美味しい!どこのお茶?」ときかれる確かさから、誰かに緑茶をおすすめしたり、贈る際にはこの茶葉からというひと品です。
コロンぽてっと、触り心地が良くて、丁度良いサイズの塩壺でした。少し黄味かかったベージュのお色にホッコリ癒されます。可愛さ満点のお品ですが、シンプルなデザインの為、どんなキッチンにも馴染んでくれるのではないでしょうか。私は出しっぱなしにして、ずーっと使い続けていきたいです。
こういったサブスクリプションの良い点は、お茶の選択に自分の意思が介在しないところだと思います。自分で茶葉を選ぶと同じような傾向になってしまいがちですが、普段自分では選ばないであろうお茶に自動的に出会えるのは、幅広く経験したい人には最適です。量と価格もちょうど良いです。
毎月届くお茶は、普段慌しく生活している私に、癒しの時間を与えてくれます。様々な香りや味に出会えるこのシステムも気に入っています。もし、聞いていただけるなら、煎茶のみのコースも作っていただけると有り難いです。煎茶の奥深さに気づけたのがこのサイトからだったので、今のコースに合わせて、煎茶のみのコースを作っていただけることをのぞみます。
お茶の風味とペアリングで季節を感じられ、冊子を読みながらほっとひと息つけるのが癒しになっています。TOKYO TEA JOURNALのおかげでこういう時間を自然と作れるようになりました。
昔、ここのお茶を頼んでて、辞めちゃったんですけど、やっぱり、また、ここのお茶が、恋しくなり、頼みたくなるくらい、美味しいんですよね。色々なお茶が、飲めるのが、いいんですよ。
記載されているように液だれはなく、気にせず安心して飲み物を頂けます。また通常の持ち手と比べ角張っているからか滑りずらく持ちやすいです。
濱岡さんの作品はどれも使いやすく、長く愛用できる品々ばかりです。
ちゃんとした茶器を使った事はなかったのですが、見よう見まねで冷茶を入れたピッチャーと茶杯を用意して毎日いただいてます。
茶杯は5、6口程の量なんですが、茶杯には氷を入れず、常にピッチャーで程よく冷えたものをいただけるので、じっくりとお茶を味を楽しめ、また素敵な雰囲気も味わえて、とても満足しています。
高橋さんのグラスは、円やかという表現が正しいのでしょうか、薄すぎも厚すぎもない絶妙な厚さと相まって、ガラスなのに持った感じや、口の当たるところに角というか硬さを感じない不思議な趣きがあるんですよね。とても気に入っています。
大きさも使いやすく、可愛くてなんと言っても素材感が好きです。焼き物などは写真と届いたときで印象が違う事もありますが、イメージ通りでした。形もカワイイので色々活躍しそうです・
白桃烏龍茶 翠玉を何度もリピート買いしています、すっきりした味わいで夏に適したお茶ですが、秋になっても美味しいものは美味しいのでしょう。秋の味わいも確かめようと思っています。
購入する際、どれにするか迷わなくていいので
とても嬉しいです
最近忙しくお茶を楽しむ時間が取れませんが
又、購入したく思います。
一度 美味しいお茶見つけ検索しましたら完売となっていました。
気づいた時には売り切れで買えなかったので再販を楽しみにしていました。
一緒に販売されている茶そばやお茶のそうめんの薬味に使いました。
海苔が手で千切ったような大きめのサイズで、風味豊かに感じます。
パッケージに使用例がイラストで記載されている所も良いなと思いました。
美味しかったので友人にお裾分けしたところ、とても喜んでいただけました。