- 読みもの
- お買いもの
- TTJ
- 東京茶寮
- 私達について
-
作家名一覧
- 煎茶堂東京
- 四十沢木材工芸
- 阿部春弥
- 天野千香
- 荒賀文成
- 安齋新・厚子
- 飯高幸作
- 石田誠
- 伊藤萠子
- 稲村真耶
- 入江佑子
- 色原昌希
- Eliu
- 淡海陶芸研究所
- 大江憲一
- 大澤知美
- おじろ角物店
- 小野陽介
- 樫原ヒロ
- 加藤かずみ
- 紙上征江
- 亀田大介
- 亀田文
- 北井里佳
- 黒川登紀子
- 光泉窯
- 児玉修治
- 小林裕之・希
- 小宮崇
- 後藤睦
- 後藤義国
- 齋藤有希子
- 作山窯
- 酒匂ふみ
- SHISEI
- 清水なお子
- シャンブリートリオ
- 秀野真希
- 松徳硝子
- 白鷺木工
- 須原健夫
- 瀬戸國勝
- 千田稚子
- 相馬佳織
- 高木剛
- 高橋禎彦
- TATA pottery studio(田中大輝)
- 多田佳豫
- 只木芳明
- 田中大輝
- ちいさな手仕事
- 蝶野秀紀
- 塚本友太
- とりもと硝子店
- 土井善男
- 中里花子
- 中原真希
- 中村譲司
- 中村豊実
- 萩原千春
- 畠山雄介
- はなクラフト
- 濱岡健太郎
- 林沙也加
- 広末裕子
- フじイまさよ
- 藤村佳澄
- 船串篤司
- 古谷宣幸
- 文山窯
- 堀宏治
- 三浦ナオコ
- 水野悠祐
- 光藤佐
- 南裕基
- 三輪周太郎
- 三野直子
- 村上雄一
- mrak
- 村田匠也
- 森岡希世子
- 山田哲也
- 横山拓也
- YŌKI
- 李荘窯
- WASHIZUKA GLASS STUDIO
- 渡辺キエ

「山の気を飲む。」- TOKYO TEA JOURNAL VOL.73 巻頭コラム
2025年05月23日

by まどか 神
煎茶堂東京・東京茶寮/デザイナー 青森県生まれ。最近の趣味は中国茶と茶道具収集です。
TOKYO TEA JOURNALの巻頭コラムをご紹介。お茶のこと、うつわのこと、お茶菓子のこと。
私たちが企画した商品やよいと思った品に、向き合って、改めて見つめてみて思ったことや考えたことをお伝えします。
山の気を飲む。
新しい季節の気配とともに、今年も新茶がやってくる。風がやわらかくなり、光が少しずつ透明度を増す頃、新茶の香りは、春が確かに通り過ぎた証のように届く。
今年の新茶には、『喫茶養生記』(栄西)、『清風瑣言(さげん)』(上田秋成)、『本朝食鑑』(人見必大)などの書に光を当て、茶の本質に迫る言葉をしたためた。
「茶、野生にして、其の種生(お)ふる所、皆嶺巓(れいてん)に在り。故に山川の英気を含み、清風を養ふ。」
茶は野に自生し、その多くが高い山の峰に生える。だからこそ、山と川の精気を取り込み、清風をその身に宿すというわけだ。自然とともにあるお茶の姿が、この言葉の中に凝縮されている。お茶を、自然や季節と私たちを結びつける媒介とする考えは、今もなお色褪せない価値を放っている。
なかでも新茶は、その年のはじまりにふさわしい、みずみずしいエネルギーをたたえている。八十八夜を過ぎる頃には陽の気が満ち、香りは深まり、旨みも増していく。茶葉に含まれる揮発性の成分や繊細な香気は、まさにこの時期だけのものだ。
朝の静かな時間、湯を沸かし、そっと茶を淹れる。立ちのぼる湯気に包まれながら目を閉じると、日々の喧騒がすっと遠のくように感じられる。それは、時間を整えるというよりも、心の風通しをよくする感覚に近い。近代の科学では捉えきれない香りや余韻、そこに重ねられた文化の層に、私たちは確かに惹かれている。
自然の声に耳を澄ませるように、新茶をいただく時間──それは、季節の移ろいに静かに身をゆだねる、贅沢なひとときである。
TOKYO TEA JORUNAL
お茶の定期便「TOKYO TEA JORUNAL」を購読すると、毎月、季節をテーマにお茶とレシピ掲載の冊子が届きます。詳しくはこちらをご覧ください。
関連記事
-
【TTJ】NEXT ISSUE - VOL.76 2025年8月発行号
2025年07月02日
-
「和紅茶に、何が起きている?」- TOKYO TEA JOURNAL VOL.74 巻頭コラム
2025年06月20日
-
【TTJ】NEXT ISSUE - VOL.75 2025年7月発行号
2025年06月02日
-
【TTJ】NEXT ISSUE - VOL.74 2025年6月発行号
2025年05月01日
-
「茶器を選ぶ。自分と向き合う。」- TOKYO TEA JOURNAL VOL.72 巻頭コラム
2025年04月23日
-
【TTJ】NEXT ISSUE - VOL.73 2025年5月発行号
2025年04月01日
-
「春、動き出す季節」- TOKYO TEA JOURNAL 巻頭コラム
2025年03月21日
-
【TTJ】NEXT ISSUE - VOL.72 2025年4月発行号
2025年03月07日
茶漉しを洗うのが苦手で、お茶を入れることにためらいがありましたが、この急須は茶漉しが浅く洗いやすい。本体も蓋も凹凸が少なくて洗いやすく楽に清潔に保つことができ、お茶を入れるハードルがぐんと下がりました。
二級品を購入しましたが、正直私にはどうしてこれが二級なのかがわからないレベル。大事に使っていきたいです。
このコップをメールで見て一目惚れして即購入しました!何より乳白色の色味が好み過ぎて…サイズも60mlって知った時はちょっと小さいかな?とも思ったんですが煎茶堂東京さんの透明急須で丁度2人分になって、1煎目を2人分作ることが出来るのでとても重宝しています。色味がランダムなので欲しい色味が来るかどうかは運要素強いですが買う価値ありです。
自分用に購入したものを長年愛用していますが、耐久性が良く汚れも目立ちにくいです。友人にも勧めたく、購入しました。贈り物としても高級感がありとても良いです。
芳ばしい香りがとても良いです。味も深みがあり、気持ちを落着けたい時に飲みたくなります。何杯かいただいてから、にこまる玄米を足して飲むのが好きです。
最後まで美味しくお茶が頂けます。
同僚にプレゼントしましたら、センスが良いとのお言葉を頂き嬉しく思ってます。大変喜ばれますよ。お勧め致します。
毎月3種類のお茶が楽しめます。
6月は和紅茶、新茶、ほうじ茶の3種類でした。
スモーキーほうじ茶は、想像以上に燻製の香りが漂い、味はさっぱりしていて美味しかったです。
来月も楽しみです。
定期便が届いた日、中に入っていた新茶を家族と一緒に飲みました。その日は皆でとても疲れて夕飯もほとんど喋らず食べましたが、新茶を飲んだ後「なんだか元気が出た〜」と言って皆笑顔に。「また飲みたい」とリクエストされました。
香りも爽やかで甘味もあってとっても美味しかったです。
オーバル型の木皿が欲しくて探しておりましたら、タイミングよくこちらのお店で素敵なお皿に出会いました。美しいし、軽くて洗いやすいし、
購入して本当に良かったです。
大切に使わせて頂きます。
毎月、3種類の日本茶が届きます。産地や製法によって、味が違うのがおもしろかったり、和紅茶や烏龍茶などもあったりと、日本茶が身近になりました。
いれる時間から、香りや色を味わって、飲んで癒されてます。
普段から何の気なしに頂くお茶ではありますが、普段使いの域を出ないのもお茶だと思います。
お接待で頂くお茶の美味しさに感動するも、なかなか好みのお茶探し迄はたどりつけず…。
でも、このtokyo tea journal 毎月楽しく3種類お試しでき、気に入れば購入も出来るので、美味しいというレビューだけど…どうかなぁ?や、買ってみたけど口に合わない〜の心配もないのが素敵です。
更に届いたお茶とのマッチングや説明まで綺麗な写真や絵も添えられた冊子も届き、至れり尽くせりです。
こんなに大切に届けて頂け、自分好みのお茶に出会える、毎月の楽しみです。