とっておきのMYあんこ。vol.12 和菓子処かつぶんの〈おすわさま〉- 苅田梨都子
あの人が愛するあんこと、あんこの思い出エピソード。月に一度更新予定。3ヶ月ごとに“あんこラバー”が変わります。様々な人が、その人生で記憶に残るあんこのお話をご紹介します。
今月のあんこラバー
苅田梨都子さん
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デザイナー。「余白と温度生活とリズム」をコンセプトに「ritsuko karita」を展開する。Hanakowebにて「苅田梨都子の東京アート訪問記」連載中。 |
和菓子処かつぶんの〈おすわさま〉

15歳まで岐阜県にある実家で暮らしていました。実家には今も、お茶菓子が当たり前のように卓上に置いてあります。買ってきたものはもちろん頂き物も多く、その中でも獅子を模った最中、「おすわさま」が特に印象的でした。
最中の中にはたっぷりの餡子とお餅がぎっしり詰まっています。最中の皮は思っているよりもほろほろと柔らかく、あえて口の中で溶ける ようなうすさに仕上がっているのかなと想像できます。わずかにとろみのあるつぶあんと、存在感のあるお餅が嬉しい。一つで充分なボリュームもあり、形も珍しいことから手土産にもぴったり。温かい煎茶と合わせておすわさまを頂く時間はとても和むものです。
好きなあんこ菓子は沢山ありますが、おすわさまは「実家の味」とも言えるような、私にとって親近感がある餡子おやつの一つです。