- 読みもの
- お買いもの
- TTJ
- 東京茶寮
- 私達について
-
作家名一覧
- 煎茶堂東京
- 四十沢木材工芸
- 阿部春弥
- 天野千香
- 荒賀文成
- 安齋新・厚子
- 飯高幸作
- 石田誠
- 伊藤萠子
- 稲村真耶
- 入江佑子
- 色原昌希
- Eliu
- 遠藤岳
- 淡海陶芸研究所
- 大江憲一
- 大澤知美
- おじろ角物店
- 小野陽介
- 角田清兵衛商店
- 樫原ヒロ
- 加藤かずみ
- 紙上征江
- 亀田大介
- 亀田文
- 北井里佳
- 紀平佳丈
- 黒川登紀子
- 光泉窯
- 児玉修治
- 後藤睦
- 後藤義国
- 小西光裕
- 小林裕之・希
- 小宮崇
- 齋藤有希子
- 作山窯
- 酒匂ふみ
- SHISEI
- 清水なお子
- シャンブリートリオ
- 秀野真希
- 松徳硝子
- 白鷺木工
- 須原健夫
- 瀬戸國勝
- 千田稚子
- 相馬佳織
- 高木剛
- 高橋禎彦
- 竹下努
- 多田佳豫
- 只木芳明
- TATA pottery studio(田中大輝)
- タナカシゲオ
- 田中大輝
- ちいさな手仕事
- 蝶野秀紀
- 塚本友太
- 土井善男
- とりもと硝子店
- 中里花子
- 中原真希
- 中村譲司
- 中村豊実
- 萩原千春
- 畠山雄介
- はなクラフト
- 濱岡健太郎
- 林沙也加
- 広末裕子
- フじイまさよ
- 藤村佳澄
- 船串篤司
- 古谷宣幸
- 文山窯
- 堀宏治
- 三浦ナオコ
- 水野悠祐
- 光藤佐
- 南裕基
- 三野直子
- 三輪周太郎
- mrak
- 村上雄一
- 村田匠也
- 森岡希世子
- 山田哲也
- YŌKI
- 横山拓也
- 李荘窯
- WASHIZUKA GLASS STUDIO
- 渡辺キエ
〈 墨を、つくる。〉墨で書けば1000年残る。奈良墨「墨運堂」インタビュー
2022年01月27日
by 煎茶堂東京編集部
茶道と並ぶ日本の伝統文化である書道、そしてそれを生み出す「墨」の魅力。
お茶の定期便「TOKYO TEA JOURNAL」で特集した「墨の表現力」では、「墨を、つくる。」「墨で、書く。」「墨で、あらわす。」の3つの視点から見た墨について特集しました。
今回は、「墨を、つくる。」にまつわるお話を、書画用品メーカーの墨運堂で働く職人の皆さんに伺いました。
教えてくれたのは…がんこ一徹長屋 墨運堂

墨運堂の本社工場一角にある、奈良の工芸を集めた複合施設、がんこ一徹長屋に墨運堂の直営店があり、固形墨や墨汁をはじめ、書画用品が揃う。また敷地内には、職人の型入れ作業が見学できる墨の資料館、試墨ができる永楽庵(5〜15名の利用、1ヶ月前までに要予約)もある。
奈良で受け継がれる墨づくり。

日本の墨づくりのほとんどが、奈良。奈良墨と呼ばれて、1400年にわたって受け継がれてきました。飛鳥時代、高句麗の僧、曇徴(どんちょう)が奈良に製法を伝えたことがはじまりとされます。
「墨づくりができるのは、10〜4月の寒い時期だけ。底冷えする奈良は、墨づくりに適してたんやと思います」と、墨運堂の前田定道さん。
墨の原料は、煤と膠。菜種油など、植物性の油に火を灯して覆いをし、覆いに少しずつつく煤を集め、湯煎して溶かした膠と混ぜ合わせて、墨玉をつくります。

膠とは牛などの動物の皮や骨髄を煮出した、いわば天然の接着剤。灯芯(とうしん)には、畳の原料でもある、い草が使われます。
「墨の良し悪しは、煤の質で決まります。細く巻かれた灯芯ほど、粒子の細かい質の良い煤が採取できます。けれど、その量はわずか。そのため、高級品として扱われます。
さらに、膠と煤を混ぜ合わせたときに、よく練ることも大事。のび良く、書きやすい墨になります」
練り上げた墨玉は、木型に入れて成形。墨玉に触らせてもらうと、やわらかく、はずむような弾力。押し戻す力が強く、小さな木型によく収まるものだと感心します。
木型に入れたらプレス機にかけて圧縮。反ったり、曲がったりしないように慎重に木型から取り出します。美しいレリーフや文字は、この木型に彫り込まれたもの。
急激に乾かすと割れてしまうので、少しずつ水分を抜き、乾燥だけでも3〜4ヶ月。彩色などを施して仕上げ、1年以上かけてようやく完成。途方もない手間と時間をかけて、奈良墨は出来上がります。
墨で書けば、1000年残る。

墨運堂は、1805(文化2)年より、奈良市の餅飯殿(もちいどの)にて墨づくりをはじめました。明治時代になって、鉛筆やインクが広まるまでは、筆記具といえば墨だけ。
「墨で書いた字は、消えることなく1000年残ります」と、前田さん。
墨運堂では現在でも職人が固形墨をつくりますが、主力は墨汁。小学校の習字の授業でも墨汁が主流。全身を使って大きな筆で書く、書道パフォーマンスも大量の墨が必要なので主に墨汁が選ばれます。
「それでもやはり墨をするのはいいもの。墨をする間に心が整い、静かに書と向き合えます」

高価なものもある墨ですが、では、どんな墨を選べばいいのでしょう。
「墨選びは好みですが、かな用は粘りの少ないもの、漢字用はしっかりと紙にしみ込むものが向いています。最初のうちは500円の墨で十分。
まず大事なのは、硯選びです。安価なものはガラスのようにツルッとしてうまくすれません。硯の良し悪しは、表面にある鋒鋩(ほうぼう)で決まります。目には見えないほどきめ細かな目立てによって墨がすられ、墨色やにじみに差が出ます。
硯はぜひいいものを。身の丈に合った墨を使って、腕を磨き、墨選びはそれから。続けるうちに、自分の好きな字もわかってくると思います」
おすすめは、道具一式を出しておくこと。しまいこんでしまうと、準備するのが面倒になるから、いつでも向かえるように。
「一日に一度、わずかな時間でも、墨をすって書く習慣をつくる。目に見えて上達しますし、心も落ち着く。忙しい人ほどおすすめですよ」
墨づくりの工程
1/墨玉をつくる

煤と膠でつくる、墨玉。時間を置くと冷えて固くなるため、木型に入れる際には、職人が手や足で練る。練るほど光沢が生まれる。
2/成型する

十分に練り上がったら、墨玉をちぎり、天秤で重さを計り、木型に合う分量をはめ込む。プレス機にかけて圧縮し、成形する。
3/型から取り出す

刃物のような「型コジ」で木型をあけて取り出す。木型に彫り込まれた、文字や絵柄がくっきりと。水分が多くやわらかいため慎重に。
4/形を整える

はみ出た部分を切って整えたら、すぐ木箱に入れて乾燥を防ぐ。「急に乾くと割れる。作業は1秒でも早く」と、墨職人の林龍之介さん。
奈良県で長く受け継がれる奈良墨。墨と触れ合う機会が減ってしまった現代ですが、お正月の時期は書初めなどで墨をするところから初めてみるのもいいかもしれません。
関連記事
-

【TTJ】NEXT ISSUE - VOL.83 2026年3月発行号
2026年02月06日
-

【TTJ】NEXT ISSUE - VOL.82 2026年2月発行号
2026年01月01日
-

「金木犀、 静かに満ちて」- TOKYO TEA JOURNAL VOL.80 巻頭コラム
2025年12月19日
-

【TTJ】NEXT ISSUE - VOL.81 2026年1月発行号
2025年12月02日
-

「煎茶堂東京8周年。」- TOKYO TEA JOURNAL VOL.79 巻頭コラム
2025年11月20日
-

【TTJ】NEXT ISSUE - VOL.80 2025年12月発行号
2025年11月01日
-

【12月号】TTJ VOL.80
2025年11月01日
-

「米と茶が語らう」- TOKYO TEA JOURNAL VOL.78 巻頭コラム
2025年10月22日
うちの母親に送ったところ、久しぶりに美味しいほうじ茶を飲んだと喜んでもらいました。もう少し大容量のちょいお安めのラインナップがあれば嬉しいしだいです。
夏の暑さにはもちろん、オールシーズン頂きたい香り&風味。仕事や家事の合間に、気分転換に…スッキリと癒されます。
040静7132、春が詰まったようなまろやかな味わいに感動しました。茶葉の緑が鮮やかで目でも楽しみました。
毎月3種類の茶葉が届き毎月違う種類なので様々な種類のお茶が楽しめます。どれも美味しいのですがより自分好みの味を見つけることが出来るのが良いなと思います。
シンプルでモダンな佇まいがとても素敵です。口に当てたときの感触がよく、飲みやすい器だと感じました。お茶以外にもハーブティーを入れると香りが立って、より美味しく感じます。
透明急須が最高の急須だと思っています。茶渋、茶葉の詰まりなど従来の急須にあったストレス要因が、簡単に落とせたり、詰まること自体がない構造だったり、とにかく素晴らしいです。いままで使っていたものを実家で使うことにしたので、あらたに自宅用に買い足しました。二級品となっていますが、まったく問題ない美品でした。ずっと使い続けたいです、緑茶を飲み続ける限り。
ヒラヒラしていてかわいいお皿だなーと思い、購入しました。目跡「あり」と「なし」があると商品説明に書かれてあり、どっちが来るだろうー?と楽しみにしていましたが、目跡あり!個人的に目跡が大好きなもので嬉しかったです。そして、このヒラヒラがなんとも美しく、想像以上にかわいかった。お気に入りです。
毎月、三種類のお茶と冊子が届く日を楽しみにしています。自宅に居ながら、毎回違う産地のお茶を味わえることが嬉しいです。生産者の方々のことやお茶にまつわる興味深いお話が冊子に盛り込まれていてより美味しくいただけています。
気になるお茶が複数あって選べないというタイプにとって、少量ずつおすすめしてくれるのはとてもありがたいです。読み物も充実しており、お茶時間をゆったり過ごせます。
いろいろな産地のお茶を試す事で、自分の好みのお茶が分かります。また、冊子も綺麗です。
冊子を眺めていると丁寧にお茶を頂こうという気持ちになります。
毎月届くのを楽しみにしています。
ちょっとした癒しの時間に、一杯分をさっと入れるのに抜群です。
熱くなく便利なので、息子・娘も自分達で気軽に使っています。
家を出る息子が持っていきたいというリクエストで、今回2回目の購入です。
手元に届きました。新年初のJOURNAL 勿論vol81号です。「枝折」第一話に始まるこの一年。新鮮な気持ちをJOURNALが運んでくれています。佐藤径氏の柔らかな文面に心地良い落ち着きとその情景を想いつつ。次回号の到着が楽しみとなります。受け取る茶葉を丁寧に淹れながら、ページをひとめくり、またひとめくり。そんな至福を今に。
ログイン
カート











