カカオ豆が出荷されるまで&カカオハンターズの生産地ガイド

2021年02月12日

by 煎茶堂東京編集部

チョコレートが私たちの手元に届くまで、どのような工程があるのでしょう。カカオハンターズのチョコレートが作られているのは、日本から遥か14,348km先のコロンビア。最早どのくらい離れているのか実感のない数字です。

でも、確実にコロンビアの各地では個性様々なカカオが栽培され、そこで暮らす様々な人々が、多様な味わいのチョコレートを生み出しています。

長い栽培の歴史を持ち、生産者として自信とプライドを抱くカカオ生産者の姿は、お茶農家の皆さんにも重なるよう。今年のバレンタインは、カカオを作っている人のことを思い浮かべながら過ごしてみませんか?

カカオ豆が出荷されるまで

カカオハンターズの仕事は、ジャングルや農園から、遺伝子的・香味的に貴重なカカオを見つけるところから始まります。見つけたカカオは生産者とともに大切に育てます。植えてから約1年半〜5、6年で実をつけます。

健康なカカオの果肉と種を吟味しながら、手作業で取り出します。白い果肉は甘酸っぱい味。カカオ豆と呼ばれるのは、中の種の部分です。

収穫したカカオは実から取り出した果肉と種を一旦集めて袋に入れて発酵所へ。車が入れない山奥の農園は、ラバの背中にのせて運びます。雨がふると川が増水してラバが渡れず、なかなか届かないなんてことも。

カカオの香味を引き出す大事なプロセス「発酵」。木箱の中などでアルコール発酵をさせたあと、攪拌して酢酸発酵を促します。発酵のあとは天日でゆっくり乾燥させ、その味わいを凝縮させるのです。

麻袋に詰めて出荷!この後は「焙炒」「微粉砕」を経て、滑らかに練り上げてから型に入れ、私たちの知っているチョコレートへと変身します。

カカオハンターズの生産地ガイド
Chocolate Producing Area Guide

カカオハンターズが作るチョコレートの産地は、現在コロンビアの4か所が中心。同じ国内とはいえ、日本でいえば青森から鹿児島までの距離に匹敵します。それぞれの気候や文化、そしてもちろんチョコレートの味や香りも、それぞれ素晴らしい個性を有しているのです。

トゥマコ TUMACO

コロンビア南部、太平洋に面したカカオ産地トゥマコ。アフリカの血を引く人が多く住むこの地では、人々の音楽やダンスにもどこかアフリカンな面影が感じられます。圧倒的なコクを持つトゥマコのカカオは、エキゾティックな香りとともに、口の中に唯一無二の香味が広がります。生産に至るまでに多くの課題がありましたが、今やコロンビアを代表するカカオのひとつに。

ちょい苦ダンディー、大人の美味しさ。

コロンビア南西部・ナリーニョ県トゥマコのカカオを使用した、カカオ82%チョコレート。焙煎したカカオ豆の香ばしさと穏やかな苦みが、余韻まで心地よく口の中に広がります。

https://cacaohunters.jp/store/products/detail/18

アルアコ ARHUACOS

コロンビアの先住民の末裔であるアルアコ族は自然崇拝の心優しき人々。その自然観は、どこか日本人に近いようにも感じます。

異文化からの脅威にたびたびさらされてきた彼らが暮らしてきた広大な山の中には、希少な遠い時代のカカオが今もひっそりと眠っています。この地のカカオは、ダークチョコレートでも苦みや渋みが少なく、口に含むとマスカットやレモングラスに似た香り、そしてほのかな甘さが爽やかに広がります。

口に含むとマスカットやレモングラスに似た香りが爽やかに広がるダークチョコレート。72%カカオ分ですが苦みや渋みは少なく、青リンゴを思わせる酸味と心地よい甘さが広がります。

https://cacaohunters.jp/store/products/detail/32

アラウカ ARAUCA

南アメリカ大陸第三の大河・オリノコ川の河口流域にあるアラウカ県。川からの栄養と降り注ぐ雨をたっぷりと含んだ広大で肥沃な大地が広がります。ピンクイルカ、カイマン、野鳥、カピバラ、野生の牛……そこには野生の王国が広がっているのです。

3世紀に渡ってカカオ栽培を続けてきたというこの地で出合ったカカオは美しく、花々やはちみつを思わせる透き通った香り。芳醇な香りと上品なカカオの味わいが楽しめます。

濃厚芳潤フルーティ、ダークな魅惑と甘い誘惑。

口に含むとマンダリンオレンジを思わせるフレッシュな酸味が広がり、後半は心地良いカカオの香りが余韻まで続くダークチョコレート。

コロンビアとベネズエラとの国境沿いのカカオ産地。国境を流れるアラウカ川には野生のワニのほか、数百を超える野鳥、ピンクイルカと呼ばれる川イルカなどが生息しています。非常に肥沃な土地で雨季が他の地域と異なるため、カカオのメインシーズンも通常とは異なります。

https://cacaohunters.jp/store/products/detail/16

シェラネバダ SIERRA NEVADA

南米らしいビーチリゾートが広がるカリブ海のすぐそばに、万年雪をかぶった富士山よりも高い約5,700mの山脈が連なるシェラネバダ。鮮やかな青の海と、白い山脈とが重なり合う自然風景は何とも神秘的。

この地のカカオを使ったチョコレートは、どこかフルーティな風味を持っているのが特徴。赤いフルーツやロゼワインを思わせる、甘酸っぱい香りが印象に残ります。

「あの子」に恋する大人の香り。

甘酸っぱくフルーティーな香りが印象的なダークチョコレート。赤いフルーツや糖蜜、甘いスパイスの香りやロゼワインを思わせる、女性的な香りが広がります。

https://cacaohunters.jp/store/products/detail/15

CACAO HUNTERSのチョコレートを食べる

CACAO HUNTERS Plus
カカオハンターズのチョコレートが楽しめるお店が、2020年東京駅、グランスタ内にオープン!カカオハンターズ定番のオリジンチョコはもちろん、店内製造のチョコレートドリンクやジェラート、チョコレートをふんだんに使ったスフレやケーキなどのオリジナルスイーツがいただけます。

店名
CACAO HUNTERS Plus 所在地 東京都千代田区丸の内1-9-1 グランスタ東京 B1F 営業時間 平日・土・祝日 7:00~22:00
日曜・連休最終日の祝日 7:00~21:00 URL https://cacaohunters.jp/news/318/

この記事は「TOKYO TEA JOURNAL」VOL.22に収録されています。

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