お茶のある暮らしを楽しむうちについ増えてしまう茶道具たち。でもお気に入りの逸品があると、お茶はもっと楽しくなる。センスのよいあの人が、そんな愉悦にどっぷりつかってしまった茶道具をご紹介。義母から譲り受けた南部鉄器-goodroom マネージャー 佐々木結芽半年ほど前から、二世帯住宅での暮らしが始まった。最初は少し緊張していたけれど、義母と過ごすお茶の時間が、今ではささやかな楽しみになっている。湯を沸かすのは、義母が東北一周の旅で買い求めた南部鉄器。東北出身の私にとって、それがなんだか嬉しい。鉄のざらりとした質感と、手にずしりとくる重みが、日常を少し特別にしてくれる。義母は、普段白湯を沸かして鉄分をとるのにも使っていたそうだ。湯呑みは義母の母、つまり義祖母が愛用していたもの。少し渋さを感じる柄が、静かな午後の光によく似合う。気づけば我が家の食器棚には、義母からいただいた、世代を超えて受け継がれた器がいくつも並んでいる。新しいものと古いものが入り混じりながら、家族の時間をそっと支えている。良いものを長く使い続ける義母の姿を見て、私もそんなふうに暮らしていきたいと思う。goodroom マネージャー / 佐々木結芽東京都を中心にリノベーション・不動産事業を営む「goodroom」のマネージャー。プライベートでは3度の家づくりを経験しインテリアにどっぷりハマり中。Instagram: @____yumhom