- 読みもの
- お買いもの
- TTJ
- 東京茶寮
- 私達について
-
作家名一覧
- 煎茶堂東京
- 四十沢木材工芸
- 阿部春弥
- 天野千香
- 荒賀文成
- 安齋新・厚子
- 飯高幸作
- 石田誠
- 伊藤萠子
- 稲村真耶
- 入江佑子
- 色原昌希
- Eliu
- 淡海陶芸研究所
- 大江憲一
- 大澤知美
- おじろ角物店
- 小野陽介
- 樫原ヒロ
- 加藤かずみ
- 紙上征江
- 亀田大介
- 亀田文
- 北井里佳
- 黒川登紀子
- 光泉窯
- 児玉修治
- 小林裕之・希
- 小宮崇
- 後藤睦
- 後藤義国
- 齋藤有希子
- 作山窯
- 酒匂ふみ
- SHISEI
- 清水なお子
- シャンブリートリオ
- 秀野真希
- 松徳硝子
- 白鷺木工
- 須原健夫
- 瀬戸國勝
- 千田稚子
- 相馬佳織
- 高木剛
- 高橋禎彦
- TATA pottery studio(田中大輝)
- 多田佳豫
- 只木芳明
- 田中大輝
- ちいさな手仕事
- 蝶野秀紀
- 塚本友太
- とりもと硝子店
- 土井善男
- 中里花子
- 中原真希
- 中村譲司
- 中村豊実
- 萩原千春
- 畠山雄介
- はなクラフト
- 濱岡健太郎
- 林沙也加
- 広末裕子
- フじイまさよ
- 藤村佳澄
- 船串篤司
- 古谷宣幸
- 文山窯
- 堀宏治
- 三浦ナオコ
- 水野悠祐
- 光藤佐
- 南裕基
- 三輪周太郎
- 三野直子
- 村上雄一
- mrak
- 村田匠也
- 森岡希世子
- 山田哲也
- 横山拓也
- YŌKI
- 李荘窯
- WASHIZUKA GLASS STUDIO
- 渡辺キエ

作り手のことば「器は物足りないくらいが良い。完璧すぎると飾り物になってしまう」陶芸家・光藤佐さんインタビュー
2024年07月12日

by 煎茶堂東京編集部
京都で焼き物と絵を学び、現在は兵庫県朝来市(あさごし)で器づくりに情熱を注ぐ、陶芸家の光藤佐(みつふじ・たすく)さん。全国各地で精力的に出展されており、独特な風合いや造形の面白さに心を奪われる人が多くいます。
今回、煎茶堂東京で光藤さんの作品をお取り扱いするにあたり、光藤さんのお人柄、作品や陶芸に対する想いなどを伺いました。
光藤さん、今回はよろしくお願いします。まずは、簡単なプロフィールを教えていただけますか。
よろしくお願いします。僕は兵庫県宝塚市で生まれたのですが、中学卒業後すぐ、焼き物のことを学びに京都へ行きました。
京都の職業訓練校で2年間窯業を学びながら、夜間4年制の定時制高校にも通っていたんです。職業訓練校を卒業した残りの2年は定時制高校に通いつつ、窯元に就職して器づくりをしていました。
両親から「進学してみる気はないのか」と言われたのを機に、もう少しクリエイティブなことに取り組んでみたいのではないかと自問自答して、大学への進学を決めました。当時の職業訓練校というのは、焼き物屋のご子息が多く通うようなところで、実業の側面が強かったんです。
職人として同じものを作り続ける姿勢に疑問を持っていたというのもあり、昔から好きだった絵を描いてみたい、ということで京都精華大学へ進学しました。
大学卒業後は進路が決まっていなかったのですが、卒業した1986年がちょうどバブル景気に向かう時期だったこともあり、親の支援でイギリスへ1年ほど語学留学しました。その後、職業訓練校時代の先生に紹介してもらって、再び焼き物の世界に戻ったんです。
その後、26、7歳で独立し、兵庫県養父市(やぶし)で制作活動をしていました。15年ほどたったときに隣町の朝来市でマイホームを購入し、現在に至っています。
今のお話にもありましたが、光藤さんは京都精華大学美術学部のご卒業と伺っています。大学時代はどのようなことを学んでいたのですか?今のお話にもありましたが、光藤さんは京都精華大学美術学部のご卒業と伺っています。大学時代はどのようなことを学んでいたのですか?
佐川美代太郎(さがわ・みよたろう)という先生の線画に魅力を感じていたので、それを学びに大学へ進学しました。陶芸科に行くのではなく、ひたすら絵だけを学んだ4年間でした。
大学で絵を学んだ後、結果的に焼き物の世界に戻ってきたとのことですが、どういった経緯があったんですか?
小さい頃から絵を描いたり粘土をいじったりするのが好きでしたが、正直、中学卒業後に職業訓練校に行ったときは「手に職をつけるために選んだ」というくらいで、それほど確固たる夢があったわけではないように思います。だからこそ、大学では絵を学び、イギリスへ語学留学に行ったわけです。
他の人から見たら「こいつは何がしたいんだ?」って思われるかもしれません…(笑)
焼き物の魅力にのめり込んでいったのは、イギリスから帰国後、職業訓練校時代の先生に紹介してもらった京都の湯豆腐屋で働き始めたときからです。
当時はバブルということもあって、その湯豆腐屋は専用の窯元を持っていました。自店舗で使う専用の焼き物を、自店舗にて作らせていたわけです。この窯元は、私ともう1人で全工程を担当していました。
京都の窯元は、ろくろ成形、絵付けなどの分業制が基本です。窯元に入ると、割り振られた担当の専門家になっていくので、全部の工程をやらせてくれる窯元はないんです。
だから、焼き方も釉薬のことも全部学べる環境はとてもありがたかったです。しかも、湯豆腐屋なので、昼食と夕食も食べられるという…(笑)
それまでは焼き物の基礎を学んでいる段階だったので、焼き物の入口にどうにかよじ登ったような感じでした。このタイミングでようやく焼き物の面白さに気づき、どんどんはまっていったんです。
その後は陶芸にすっかり魅了されていった光藤さんですが、作品を作る中で好きな工程はありますか?
工程というより「焼いたら『結果』が見える→次回の微調整を考える→微調整にチャレンジして焼く」という、毎回の繰り返しが面白いし、陶芸の好きなところです。
微調整を繰り返すのは1ヶ所だけではなく、あらゆるところに要素があります。毎回少しずつ違うことをやって、より良いものを追い求めていく作業です。
しかも、自分の好みもゆらゆら移り変わっていくので、「より良いもの」の姿も少しずつ変化しています。同じものを精巧に作る量産とは違って、自分の好みを追いかけているのですが、その好みもどんどん揺らぐわけです。
そんな「エンドレスな追いかけっこ」を楽しんでいる感覚があります。3年前に焼いてイマイチだと思っていた器が、今見てみるとよく思えるなんてこともしばしばです。これこそが僕にとってのモチベーションだし、大変でも続けたくなる理由です。
光藤さんの作品を拝見していると、李朝の器や韓国の古物の写し、漢詩を取り入れたものなどをよく作られています。光藤さんは、韓国や中国の古典美術にどのような魅力を感じているのでしょうか?
韓国や中国の古いものを見て、若い頃はただただ圧倒されたものです。形や質感、色なんかに、神様が宿っているかのような厳粛さや荘厳さを感じませんか?パッと見ると事もなげに作ったように見えるのに、すごく目を奪われる感覚があるんです。
若い頃にモノマネを始めて、今もやっている感じ。ただ、もうそれなりに年齢と経験を重ねてきたので、自分なりに消化してオリジナルのものも作りたいと思っています。
僕は、常に自分が「オモロい」と思えるものを作りたいと考えているんですよ。そうじゃなきゃ、僕がやる意味がないですから。関西人の血ですかね…(笑)
韓国や中国の古いものは、チャレンジしてもなかなかそこの感覚にたどり着けないような、「いいな」と思わせてくれる魅力があります。だからこそ、できればオリジナルの作品でそこを超えていきたいし、「僕が死んだら終わる(このような作品はもう生まれてこない)」ってくらいのものを残したいです。
「オモロい」っていい言葉ですね(笑)それでいうと、光藤さんは食器のような用途のあるものに加えて、ユーモアのある「怪物」の置物も作られています。これは光藤さんにとってどのような位置づけなのですか?
僕自身が面白がって作っている部分です(笑)
中国や中東の遺跡なんかで見つかる埋蔵品を見ていると、時折すごく馬鹿げたようなものがあるじゃないですか。そういう「作った人はきっとふざけていたんだろうな」と感じさせるようなものが好きなんです。
奈良の四天王像で邪鬼を踏みつけている像がありますけど、あれも主人公の像より、踏みつけられている邪鬼のほうに目が行ってしまうんですよ。
怪物の置物も、10〜15分くらいで気軽に作れる「馬鹿馬鹿しい」ものです。キレイだったり可愛かったりするものは作りたくない。
あくまでも、馬鹿馬鹿しいから楽しいんです。「作品」なんて大層なものではなく「なんとなく笑っちゃう」息抜き、気晴らしという感じです。だから、何点かは必ず作って焼いておくんですよ。
でも、なぜか好きな人もいるんですよ(笑)意外とファンがいて、ないと「なんで今回はないの?」と言われてしまうので、器と一緒に出展しています。
光藤さんが作品を作るとき、何かインプットはありますか?
よくある答えかもしれませんが、四方を山に囲まれている朝来の自然環境の中、ボーッと風の音や鳥の声を聞いているだけの時間でしょうか。目的があってそうしているわけではないのですが、大切なブレイクタイムです。
器を作るにあたって、一番大事なことは何だと思いますか。
料理を持って、おいしそうだなと思えるようなものを作ること。器って、絵で言えば額縁、人に着せる着物のようなもので、主役はあくまでも料理だと思うんです。「この器に盛ると料理がおいしい」と思ってくれる人が、1人でもいればいいです。
器は物足りないくらいが良くて。完璧すぎると飾り物になってしまいますから。「料理半分、器半分」とはよく言ったものです。
最後に、光藤さんが今後挑戦してみたいことを聞かせてください。
素直に自分の作りたいものを深めていきたいです。それは器であれ、何であれです。あわよくば、それが「オモロかったらいいな」と思っています(笑)
光藤佐さんの作品
こちらのページでご紹介した商品茶漉しを洗うのが苦手で、お茶を入れることにためらいがありましたが、この急須は茶漉しが浅く洗いやすい。本体も蓋も凹凸が少なくて洗いやすく楽に清潔に保つことができ、お茶を入れるハードルがぐんと下がりました。
二級品を購入しましたが、正直私にはどうしてこれが二級なのかがわからないレベル。大事に使っていきたいです。
このコップをメールで見て一目惚れして即購入しました!何より乳白色の色味が好み過ぎて…サイズも60mlって知った時はちょっと小さいかな?とも思ったんですが煎茶堂東京さんの透明急須で丁度2人分になって、1煎目を2人分作ることが出来るのでとても重宝しています。色味がランダムなので欲しい色味が来るかどうかは運要素強いですが買う価値ありです。
自分用に購入したものを長年愛用していますが、耐久性が良く汚れも目立ちにくいです。友人にも勧めたく、購入しました。贈り物としても高級感がありとても良いです。
芳ばしい香りがとても良いです。味も深みがあり、気持ちを落着けたい時に飲みたくなります。何杯かいただいてから、にこまる玄米を足して飲むのが好きです。
最後まで美味しくお茶が頂けます。
同僚にプレゼントしましたら、センスが良いとのお言葉を頂き嬉しく思ってます。大変喜ばれますよ。お勧め致します。
毎月3種類のお茶が楽しめます。
6月は和紅茶、新茶、ほうじ茶の3種類でした。
スモーキーほうじ茶は、想像以上に燻製の香りが漂い、味はさっぱりしていて美味しかったです。
来月も楽しみです。
定期便が届いた日、中に入っていた新茶を家族と一緒に飲みました。その日は皆でとても疲れて夕飯もほとんど喋らず食べましたが、新茶を飲んだ後「なんだか元気が出た〜」と言って皆笑顔に。「また飲みたい」とリクエストされました。
香りも爽やかで甘味もあってとっても美味しかったです。
オーバル型の木皿が欲しくて探しておりましたら、タイミングよくこちらのお店で素敵なお皿に出会いました。美しいし、軽くて洗いやすいし、
購入して本当に良かったです。
大切に使わせて頂きます。
毎月、3種類の日本茶が届きます。産地や製法によって、味が違うのがおもしろかったり、和紅茶や烏龍茶などもあったりと、日本茶が身近になりました。
いれる時間から、香りや色を味わって、飲んで癒されてます。
普段から何の気なしに頂くお茶ではありますが、普段使いの域を出ないのもお茶だと思います。
お接待で頂くお茶の美味しさに感動するも、なかなか好みのお茶探し迄はたどりつけず…。
でも、このtokyo tea journal 毎月楽しく3種類お試しでき、気に入れば購入も出来るので、美味しいというレビューだけど…どうかなぁ?や、買ってみたけど口に合わない〜の心配もないのが素敵です。
更に届いたお茶とのマッチングや説明まで綺麗な写真や絵も添えられた冊子も届き、至れり尽くせりです。
こんなに大切に届けて頂け、自分好みのお茶に出会える、毎月の楽しみです。
毎月季節に合わせたお茶が3種類届くので楽しみにしています。煎茶、ほうじ茶、和紅茶など、おいしさの発見があります。日常使いではついつい一杯分を少な目で飲みがちですが、適量(思っているよりかなり多め)の確認もできます。路面店にもぜひ伺いたいと思っています。海外の方々にも日本茶のおいしさをアピールしてほしいです。