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作り手のことば「バランスと機能性を考えながら組み立てていくことは建築の構造設計と陶芸との共通点」北井里佳さん
2024年06月21日
by 煎茶堂東京編集部
伊賀で陶芸を学んだのち、現在は金剛山のふもとに位置する千早赤阪村(ちはやあかさかむら)で作陶する北井里佳(きたい・りか)さん。多種多彩な茶杯を眺めていると、お茶の時間をゆっくりと慈しみたくなります。
今回は、煎茶堂東京でのお取り扱いに伴い、北井さんにお話を伺いしました。
北井さん、今日はよろしくお願いします。早速ですが、器を作ることになったきっかけを教えてください。
もともとは建築の世界で働いていましたが、料理が好きで盛り付けをしているうちに、こんな器が作りたい、こんな風に盛り付けたいと思い、街の陶芸教室に通い始めてどんどん器作りにハマっていきました。
ちょうど仕事で「建築設計は大きな流れの一コマに過ぎない、もっと一連の流れを全て自分の手で作り上げたい」と思い悩んでいたときに阪神大震災を経験したことが人生が変わる起点となりました。
当時の会社の社長に、「やりたいことがあるなら早く行動に移し思いきり人生を楽しみなさい」と背中を押してもらい今があります。
建築の仕事から陶芸の道に進まれていますが、それぞれのものづくりに共通するところはあるのでしょうか?
建築の構造設計と陶芸との共通点は、バランスと機能性を考えながら組み立てていくことです。
今回取り扱う作品は、小ぶりなフォルムとやわらかな質感の白が印象的です。作品に込めた思いをお聞かせください。
茶壺の注ぎやすさや水のキレにこだわりながら制作しています。お茶を口にふくむときには、お茶の味香だけでなく口を杯に触れる感覚も感じてもらえたら。
北井さんには、茶人のご友人が周りにいらっしゃるとうかがいました。そのことで茶器づくりにどのような影響がありますか?
友達のお手前を見て茶道具についてセッションする時間はとても勉強になり、次の作品への改善やアイデアにつながります。
李朝陶磁の器をオマージュされて制作されていますが、当時の器を自分の作品にする際はどういったところを意識されていますか?
自分らしさに置き換え、現代の道具としても扱ってもらえるようアレンジしながら制作しています。
作品を作るときのインプットはありますか?
旅に出たとき、現地の美術館や博物館、その土地に根付く器を使って浮かんだことをスケッチしています。
器を作る上で一番大事なことは何だと思いますか?
自分が使いたくなるものを作る。
今後挑戦してみたいことはありますか?
壺作りに興味があります。
北井里佳さんの作品
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