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美しい造形を眺めて。荒賀文成さんの茶道具
2023年11月16日
by 煎茶堂東京編集部
京都で生まれ育った、陶芸家の荒賀文成(あらが・ふみなり)さん。現在も京都に住み、国宝・重要文化財に指定された「岩清水八幡宮」の参道入口に工房「荒楽窯」を構え、作陶を続けています。
今回は、私たちが思う作品の魅力と、おすすめの使い方をお伝えします。
李朝の耳杯を再解釈。「耳杯(ぎざぎざ・まる)」
中国茶用に作られた茶杯。中国茶だけでなく、玉露などのお茶を少量嗜むのにもいいサイズ。
口が広がっていて、なんといっても耳杯の最大の特徴である耳の飾りが愛らしい一品です。
韓国の古い器にある耳杯は、現代の作家に多くの影響を与え、それぞれが各々の解釈で新しい耳杯を生み出しています。
荒賀さんが作る耳杯の魅力は、ボディの美しい形と耳の自由な造形のバランスの良さにあります。
一つでももちろん可愛いのですが、揃いで並べるとまた違った良さが。耳の形を揃えずにバラバラで設えるのもおすすめです。
茶でも、食事でも。「蓋碗」
シンプルな形の「蓋碗」は、茶葉を入れてそのまま飲むことができます。急須は場所を取るからとお悩みでも、蓋碗なら場所を取りません。
女性の小さな手でも片手で持てますが、不安な方は練習が必要そうです。
でも、冒頭でも触れたように茶葉を入れてそのまま飲む時や、茶碗蒸しや、割烹料理店のようにおつまみを入れて食卓に並べたら、非日常が味わえそうです。
お酒にもぴったりな「ヒビ粉引き片口」
最後にご紹介するのはひび割れた釉薬の表情が魅力の「ヒビ粉引き片口」です。濃い水色のお茶や、日本酒、抹茶にもおすすめです。
小さめの手の方でも片手で持てるくらいのサイズ感。1〜2人でのお茶時間や、晩酌にもちょうどいい。
他の素材との相性も良く、磁器や陶器はもちろん、鉄や木のトレイともよく合いますよ。
ちいさな注ぎ口は、水切れの良さだけでなく、大きく膨らんだボディとのバランスも見事です。美しい手捌きで作られた器を眺めながらのお茶やお酒の時間は、何よりも豊かな時間。そんな幸福を味わえる一品です。
販売開始:2023年11月22日(水)
荒賀文成さんの他の器
フードスタイリスト・鈴木愛
こちらのページでご紹介した商品