お茶の定期便『TOKYO TEA JOURNAL』の巻末『今月の表紙』をご紹介。毎月、イラストレーター・土居香桜里さんの素敵なイラストにちなんだ小話を掲載しています。シンプルで潔い、日本のミルクレープ。ミルクレープは、名前だけ聞くとフランス生まれのように思えますよね。でも、実は日本発祥のケーキなのをご存知でしたか?1988年、薄いクレープとクリームを幾重にも重ねる発想から生まれ、その名も「千枚のクレープ」を思わせる和製フランス語として誕生しました。まだ38年しか歴史のない、近代のデザートですね。クレープとクリームだけで重なる層でできたシンプルさと潔さが、かっこいい。フォークを入れたときの、生地がやわらかくほどける感触もまた魅力のひとつ。海外のお菓子を受け入れながら、日本独特の“新しい定番”として、多くの人に愛されています。文=神まどかイラスト=土居香桜里