はじめての「煎茶堂東京 銀座店」体験レポ 〜初心者も日本茶を楽しめるお店のひみつ

2021年05月28日

by 煎茶堂東京編集部

日本全国から厳選した茶葉を仕入れ、品種と産地ごとにシングルオリジンの煎茶を販売する煎茶堂東京。今までの日本茶のイメージにはないシンプルな茶缶と、個性的な茶葉の数々が多くの日本茶好きに支持されているブランドです。 そんな煎茶堂東京のお茶に興味はあるけれど、 「どうやって茶葉を選べばいいか分からない」 「普段はティーバッグだから、ちゃんと淹れられるか不安」 という不安もあり、思いとどまってしまう人もいるのではないでしょうか。

日本茶初心者にこそおすすめしたい銀座「煎茶堂東京」

わざわざお店に足を運ぶほうがハードルが高いのでは?と思うかもしれませんが、実は日本茶をよく知らない人こそお店に行くメリットが大きいのです。



特に店舗では試飲もできるし、スタッフがお客様と直接話しながら案内できるので、お茶のことを知らない方にこそ気軽に来て頂きたいのだとか。



そこで今回、今まで丁寧に日本茶を淹れたことがなく、お茶に馴染みのないライターが、店舗に行ってお茶選びを体験してみることに。果たして、初心者でも楽しくお買い物できるのでしょうか?「お茶に興味はあるけど踏み出せない」代表としてお店の雰囲気や、お茶を実際飲んでみた率直な感想をレポートしていきたいと思います。

銀座の街並みの中に佇む、シンプルでモダンなお店

煎茶堂東京 銀座店は、銀座中央通りのすぐそば。東銀座駅A5出口から徒歩2分とアクセスもしやすい場所にあります。

近くには歌舞伎座、GINZA SIXなどがもあり、文字通り銀座のど真ん中に位置するお茶屋さん。なんだかそれだけで、少し緊張してきます。



通りを歩いていくと、銀座の町並みにぱっと浮かびあ上がる白い建物が見えてきます。

お店の扉をくぐると、朗らかな笑顔で店員の木村さんが迎えてくれました。

お茶屋さんのイメージとは大きく違う、白を基調としたモダンな内装

今までのお茶屋さんのお店のイメージとは大きく違う、白を基調としたシンプルでモダンな内装ですが、その中心にある煎茶堂東京のロゴである「煎」の字が、やっぱりここはお茶屋さんであることを教えてくれます。


右側の壁には、見ているだけで元気になれそうなカラフルな煎茶缶がずらり。この色は煎茶の味わいをもとに、独自のアルゴリズムによって決めているそう。そのため、収穫年によって味が変わるシングルオリジン煎茶では、缶の色が変わることもあるのだとか。

また店内では常時、約15種類の茶葉を取り扱っていて、気になる茶葉を急須で抽出して試飲ができるそう。

普通の日本茶と何が違う?シングルオリジンの茶葉を飲み比べてみる

洗練された空間に商品を眺めていると、入店時にも挨拶してくれた木村さんが静かに声をかけてくれました。



「こんにちは。よかったらお茶、飲んでみませんか?」



そう言って店の奥から出てきたのは、「002 香駿」と「054 あさのか」という2種類のお茶。

お茶の淹れ方は「水出し」といって、お湯ではなく低い温度の水でゆっくり抽出したものなのだとか。同じ方法で淹れたのに、お茶の色が全く違うことに驚きつつ、「002 香駿」からいただきます。



「.....!?」

「甘くて…なんだろう…爽やかな香りがする! 」

「これって本当に日本茶なの?」と聞きたくなる、今まで飲んでいたお茶とは違う味香り

「うちは茶葉をブレンドせず、茶葉の品種の特徴を生かしているので、普段飲まれてるお茶とはまた違う味わいがあると思います。」

「今まで飲んだことがない味がします。」



次に「054 あさのか」に手を付けると、今度はスッキリとした味の中に旨味を感じて…後からお茶らしい苦味が追いかけてくる。こっちのほうが私の知っている日本茶に近いけれども、それでも全然違う。というか、美味しい!日本茶の中に旨味を見つけたのは、きっと人生で初めてかも。

自分の好みの味わいを探す体験

味わいの違いに感動していると、木村さんがサッとなにかを出してくれます。

煎茶堂東京ではお茶の味わいを苦味、甘味、旨味、香りの4つでチャート表にしています。こういったガイドラインがあれば、初心者でも迷わずに好きな茶葉に辿り着けそうです。



「香駿は香りのお茶なので左端のほうで、あさのかは真ん中あたりですね。」と指をさしながら今飲んだお茶を解説してくれます。

「私、お茶に旨味があるなんて今まで思ったことがなくて、飲んでびっくりたんですけど…。煎茶堂東京にはこんなに旨味のあるお茶が揃ってるんですね。」

「そうですね、ひとくちに旨味と言っても味わいの幅も広くって。例えば「041 ごこう」はごぼうのような香ばしい香りと出汁の旨味を感じますし、「004 やぶきたやめ」の冷茶は旨味に甘味が重なり合ってとろけます。」

「…ごぼうの風味?そして、とろけるお茶?パワーワード連発ですね…気になりすぎます…!」

ひとつの茶葉にも奥行きあり。三煎楽しむ温茶の試飲

2種類の茶葉を飲み比べてみて、爽やかで柔らかな味わいの香駿が好みだったことを伝えると、おすすめの茶葉で温かいお茶を淹れてくれることに。



選んでくれたのは「001 はるもえぎ」という茶葉。これも優しい甘味が特徴で、お店でも一番人気なのだとか。



茶葉を取り出し、何やら透明な容器に茶葉をお湯を注いでいきます。お茶の専門店なんだからてっきり急須で淹れると思っていたけれど…とまじまじと見つめていると、私の考えていることを読み取ったかのような完璧なタイミングで

「これ、透明急須と言って。私たちが開発した急須なんですよ。」と教えてくれる木村さん。

人気の割れない「透明急須」でシンプルなお茶体験

「透明急須」は、究極にシンプルにお茶を淹れること、現代のライフスタイルに寄り添うことを目指してリデザインされた急須なのだとか。ガラスのように透明な本体は、特別な樹脂で作られているため割れないし、熱くもないそう。さらに収納しやすいように取っ手もなくした結果、こんなにもミニマルな形に。

サイズ的に一人暮らしにもちょうどよく、透明でシンプルな形はどんなインテリアにも馴染んでくれそうです。

そんな説明を聞きながら、手慣れた様子でお茶を淹れてくれます。

一煎目・二煎目・三煎目と変化していくお茶

「001 はるもえぎ」は、「002 香駿」よりもまったりとした優しい甘味が舌の上に広がって、なんだか癒やされる味わい。お茶の温度も熱々じゃないので飲みやすくて、クイッと飲み干します。



「じゃ、次いきましょうか。」

「えっ、次?別のお茶を飲むんですか?」

「実は煎茶は、3煎まで美味しく飲んで頂けるんです。」

「同じ茶葉から3回も飲むってことですか!?」



「ちょっとしたコツをつかめば、3回いけるんですよ。しかも1回ごとに味わいと水色(すいしょく)が変わるんです。」

同じ茶葉から抽出したとは思えない深緑色の二煎目は、甘味よりもスッキリとした苦味がやってきます。これは見た目だけでなく味も全然違う。日本茶にこんなにポテンシャルがあるなんて、今まで全然知らなかった…。

あとのせ「玄米」で玄米茶に変身!驚きの香り

一煎目と二煎目の味と見た目の違いに驚いていると、木村さんが何やら茶色いフレークのようなものを急須に入れ始めました。これは「にこまる玄米」という商品で、三煎目を淹れる前に急須にトッピングのように追加することで、玄米茶になるそう。

香ばしい香りがふわっと広がって癒やされます。こんな変化球を投げてくるなんて、最後までズルすぎます。

美味しいお茶は家でも飲める?プロが教えるお茶を淹れる2つのコツ

気づけば冷茶を2煎と、温茶を3煎。合計5煎のお茶を美味しく頂いてしまいました。

そして、ふと気づくのです。

「あれ…私、お茶を飲んで雑談してるだけだな。」

今日の私の仕事は、日本茶をよく知らなくても安心して買い物ができるかをレポートにすることだったはずなのに、…もう私の心はすっかり、あの綺麗な黄金色と優しい甘味のお茶の魅力から離れられないのです。

「はるもえぎ、美味しかったなぁ。特に一煎目。」



茶葉を買って帰るなら、しっかり聞いておかないとことがある。



「あの、お茶はどれもすごく美味しかったんですけど…これって家でも本当に同じように美味しく淹れられるんですか?」

「はい、淹れられますよ!」

「時間とか手間とかがかかるとか…。」

「そんなことも全然ないです。ちょっとしたコツだけ覚えれば、3煎とも美味しく楽しんで頂けます。」



相変わらず穏やかな声色で、木村さんはふたつのポイントを説明してくれました。大切なのは、このふたつなんだそう。



1.お湯の量 =茶葉の1gの量に対して30mlのお湯の量で淹れること
2.お湯の温度 =100度でなく、70度から。煎を重ねるごとに温度を上げていくこと


家でも美味しく淹れられるように、お茶の淹れ方はWEBでも丁寧に解説されています。

美味しいお茶を淹れるためには、もっと複雑な作法や手順があるのでは…と身構えていたので、思ったよりシンプルなコツに少し拍子抜けしてしまいました。茶葉の量をはかって、沸騰したお湯に氷を入れるだけなんて。

お買い物履歴はカルテとして残せる

家には急須も無いので、使い勝手の良さそうだった透明急須とセットで「001 はるもえぎ」を購入することに。家にこの可愛い茶缶がある生活を想像すると、少しだけワクワクします。この子の置き場所のために、キッチンを少し整理整頓して綺麗にしようと小さな決心をしながら、お買い上げ。



ちなみに、商品の購入時にあわせて会員登録すると、店舗やWEBで購入した商品を一覧で確認できるようになるので、どんな茶葉を飲んだか振り返りやすいのだとか。

15%オフになる特典会員も

さらに色んなお茶をもっと試したいならお茶の定期便「TOKYO TEA JOURNAL」に加入すると、毎月2種類の茶葉と冊子が家に届くそう。さらに、加入者特典で全商品15%オフになるという特典も教えてもらいました。

煎茶堂東京 銀座店は、お茶の世界の扉をひらく場所だった

購入した商品をショップバックに詰めて、木村さんがお見送りしてくれます。

「お茶のある暮らし、楽しんでくださいね!」



私の初めてのリーフ茶を受け取りながら、煎茶堂東京のスタッフのみなさんは、お茶の世界にはじめの1歩を踏み出すための水先案内人みたいだな、という考えがふと頭をよぎります。

身構えたり、どんなお茶が欲しいか?なんてことを考えなくても、ここにふらりと立ち寄ってお茶を飲みながら、素直な感想を話していけばお茶のプロがきっとあなたにピッタリの茶葉を見つけてくれるはず。





必要なのは、美味しいお茶を楽しみたいという気持ちだけ。もし日本茶が気になっているのなら、銀座に立ち寄るとあなたのお茶のある暮らしが変わるかもしれません。